フローリングの上にはラグやソファーなど何かしら配置されています。
足が長いテーブルなら何の問題もありませんが、密着度が高いほどカビの住み家にされているかもしれません。
大掃除や模様替えでフローリングのカビに気付いたとしたら・・・かなりショックですよね。
とにかくこれ以上範囲が拡大しないように掃除をする必要があります。
ただ水拭きするだけではカビの菌は消滅しません。
フローリングの材質を傷めずに元通りきれいにする方法をご紹介します。
軽度のフローリングのカビは中性洗剤で取れる
カビと言ったら単に見た目をきれいにするだけでなく、何か強力な成分で殺菌をしなくてはならないように思います。
それも一刻も早くした方が、他の場所への被害を食い止められるんじゃないでしょうか。
カビは例え家具やカーペットの隙間に生えていたとしても、ジワジワと勢力を拡大していきます。
やがてカビの胞子が体内に入り込むようにでもなれば、何かしら健康を害してしまうでしょう。
カビを目にしたら早めの対処が大切です。
ただし間違った方法で掃除した気になっていると、カビの根が残っていたりフローリングを傷めてしまうかもしれません。
フローリングのカビには自宅にある中性洗剤を使います。
成分の優しい中性洗剤ならフローリングの材質を傷める心配もなく、カビを表面に浮き上がらせる効果もあります。
それでもただ拭き取るだけでは殺菌は出来ませんから、仕上げにエタノールを使って消毒をしましょう。
中性洗剤を使う際必要なもの
中性洗剤洗剤を使って掃除をする際に必要な物は、相手がカビだけに自分の防護もしっかり整えておきましょう。
必死に掃除をしている内にカビの胞子を吸い込んでしまうかもしれません。
マスクと手袋は必須ですよ。
- 住宅用中性洗剤
- 雑巾2枚(またはフローリング用お掃除シート)
- 消毒用エタノール(または無水エタノール)
- スプレー容器
- マスク
- ゴム手袋
中性洗剤を使ったカビの取り方
フローリングのカビ掃除は順序立ててやりましょう。
まずはフローリングに落ちたホコリやゴミなどを先に取り除きたいところですが、むやみにカビをまき散らさないために拭き掃除だけで対応します。
- マスクとゴム手袋を着用する
- 窓を開け換気を確保する
- カビ部分に中性洗剤をかけて数分時間をおく
- カビが表面に浮き上がってきたら濡らした雑巾でしっかり拭き取る
- 消毒用エタノールをスプレー容器に入れカビが生えていた場所に吹きかける
- しっかり殺菌効果が行き渡るように数分ほど時間をおく
- 新しい雑巾できれいに拭き上げる
- よく乾燥させる
最初にカビを拭き取った雑巾はカビが移っていますから、そのまま捨ててしまいましょう。
フローリング用のお掃除シートを使えば躊躇なく使い捨てができますね。
消毒用エタノールが無い場合は無水エタノールに水を足して作ることが出来ます。
無水エタノール:水=7:3の割合で薄めれば殺菌効果が得られます。
フローリングのカビ取りでNGな方法とその理由
床面のカビは安易に触ると周囲に飛散させてしまいます。
また強い薬剤では取り返しのつかないシミになってしまうでしょう。
フローリングのカビにNGな行為をご紹介します。
掃除機でカビを吸う
掃除といえばとりあえず掃除機で細かなゴミを取り除くイメージがありますが、カビが生えている場所に掃除機をかけるのは、カビをまき散らすことになってしまいます。
吸引したカビは排気口からすり抜けて部屋中に拡散してしまうからです。
カビの被害がさらに大きくなってしまうかもしれません。
カビが生えている場所には掃除機は使わないようにしましょう。
お風呂や台所用のカビ取り洗剤を使う
カビ取り剤を使えばカビも根こそぎ取り除けますが、フローリングには成分が強すぎます。
カビキラーなどのカビ取り剤は塩素系の強力な成分が使われています。
さらに、水回り専用に作られていますからまず用途から違い、フローリングに使えば色が抜けてしまったり変色してしまうでしょう。
カビは殺菌できても材質にかなりのダメージが残る上、見た目も明らかに違ってしまいますから使用は避けた方が良いですね。
重曹やお酢を使ってカビを取る
比較的エコな成分ならフローリングに優しく室内掃除にも良さそうですよね。
掃除アイテムとしてもお馴染みの重曹やお酢なら問題無さそうですが、これもフローリングには向いていません。
重曹は微細粒子によってフローリングに細かな傷をつけてしまいます。
お酢はフローリングに使用すればベタベタした感触が残り、逆にほこりや汚れを寄せ付け、カビの繁殖を促してしまうことになります。
まとめ
フローリングに生えたカビを取り除くには、通常の掃除方法とは明らかに違う手順で進めます。
まず掃除機の使用は不可ですから、マスクと手袋をしっかり装備して拭き掃除をしていきましょう。
カビは広げないようにつまみ取るようにして拭き取るのがポイントです。
仕上げに消毒用エタノールでしっかり除菌をします。
掃除とはいえ湿気が残ったままではまた同じ場所にカビが近寄ってきてしまうでしょう。
換気も十分に心掛けたいですね。
除菌後にしっかり乾燥させることでミッションが完了します。
フローリングをきれいに保つにはッワックス掛けも重要です。
こちらの記事も参考にしてみてください。
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