「まな板はプラスチック製よりも断然木製!」という根強いファンは多いようです。
そんな木製のまな板は毎日調理後のメンテナンスも欠かせません。
木のまな板なら水も染み込みやすいですから、しっかり乾き切るまでに時間が掛かります。
水を蓄えてしまう分、雑菌が繁殖しやすいのはやはりデメリット(;^ω^)
薄っすらとした黒ずみが目立ち始めたら、それはもうカビと思って間違いないでしょう。
まな板に生えたカビは削るのがベストです。
下手な薬品で殺菌するのは危険ですから、正しいやり方できれいにしていきましょう。
まな板のカビを削り取る方法と、削る以外の対処法もご紹介します。
木のまな板の軽度のカビはヤスリで削るのが効果的
木のまな板のメリットは包丁を傷つけないだけでなく、メンテナンスでもプラスになります。
なんてったって木ですから、細かい傷や汚れは削ってしまえばいいんです。
まな板の黒ずみはカビ以外にも食材に含まれる鉄分や、細かい傷に入り込んだ雑菌が原因の可能性もあります。
いずれにしてもよく洗っても落ちないのであれば、放置はしておけませんね。
そんな時はヤスリで薄く平らに整えればまるで新品同様に生まれ変わります。
一皮剥ける感じでしょうか(#^^#)
まさかついさっきまでそこにカビが生えていたなんて、一切わからなくなるのが魅力です。
まな板を削ってカビを除去する方法を詳しく解説していきましょう。
木のまな板の軽度のカビをヤスリで削る方法
まな板を削るのに必要な道具はヤスリになります。
薄く平らに削り取るには紙ヤスリが良いでしょう。
紙ヤスリはホームセンターで手軽に入手できます。
記された番号が小さいものほど目が粗くなりますから、まずは粗い紙ヤスリで黒ずみを一気に削り、その後目の細かいもので表面を手触り良く滑らかに仕上げましょう。
おすすめは100番前後の粗いもので黒ずみを根元まで削り、全体に凹凸や高低差が出ないように均等にヤスリをかけます。
仕上げは250番辺りがおすすめです。
全体を満遍なく削るのは案外難しいですから、紙ヤスリはピンポイントで使うのではなく、丸めて全体がまな板に当たるようにすると良いですよ。
かまぼこの板に巻いて使うとカンナのような感覚で削りやすいと思います。
自宅にあるもので工夫してみましょう。
まな板を削る専用グッズも市販されています。
ホームセンターなどでも300円前後で販売されていますよ。
ただ、目の粗さの調整が効かない分、カビを根こそぎというのは難しいかもしれません。
普段使いや仕上げとして使うのがおすすめです。
木のまな板の軽度のカビをヤスリで削る以外の方法
表面の軽いカビなら紙ヤスリで十分削り落とせますが、擦っても擦っても黒い色が消えない場合は深刻かもしれません。
カビといったらキッチン用のカビハイターや殺菌力に優れた漂白剤が思い浮かびますが、木のまな板にはおすすめできません。
木は湿気や水分を吸い込んだり吐き出したりと、環境に合わせて呼吸を繰り返しています。
カビ除去のためとはいえ、強力な成分がまな板の内部まで浸透してしまうと全てを洗い流すのは難しいでしょう。
残留成分がある上で食材を切るとなると、健康状態にも影響が出るかもしれません。
紙ヤスリ以外でもまな板のカビを取り除く方法があります。
人工的な化学成分は残留の恐れがありますから、木製ツールでも安心して使えるものをご紹介しましょう。
研磨剤を含むクレンザーでこする
キッチンでも焦げ付きやこびりついてしまった汚れを落とすのに、クレンザーはよく使われていると思います。
クレンザーは汚れを浮き上がらせる”界面活性剤”と、粗い粒子で汚れを削る”研磨材”が配合されています。
木の内部に浸透したカビや黒ずみはキッチン用の洗剤だけでは落としきれませんが、研磨効果のあるクレンザーなら根深いところまで届くでしょう。
クレンザーには液体タイプと粉末タイプがありますが、粉末の方が研磨効果が高く、まな板にはおすすめです。
研磨作用のある重曹でこすり取る
キッチンに重曹を常備しているご家庭も増えましたね。
「ふくらし粉」としての役割よりも掃除アイテムとしての期待の方が大きいような気もします(^-^;
クレンザーの成分も天然ではありませんから、気になる方もいるでしょう。
重曹なら食用としても使われていますから安心です。
重曹は固く粗い粒子で出来ていますから、天然の研磨材として使えます。
粉のまま振りかけて少量の水で滑らせながら擦っていくと、表面が削れてきれいになっていきますよ。
カビや汚れを擦り落としたら、成分はしっかり洗い流してよく乾燥させましょう。
長く漬けていると重曹による成分が化学反応を起こし、別の黒ずみの元となってしまう可能性があります。
短時間で済ませれば問題はありませんよ。
研磨作用のある粗塩でこすり取る
粗塩もまな板のカビ除去には効果的です。
サラサラの食塩ではなく、粗塩を使うのがポイントになります。
塩には消臭効果もありますから、普段使いにも便利ですね。
まな板に成分が浸透しても健康に影響はありません。
軽く塗らしたまな板に粗塩を乗せ、タワシで擦って落としましょう。
まとめ
毎日使うまな板はカビや黒ずみの発見も早いでしょう。
軽度のカビなら紙ヤスリやキッチンにある物を使って簡単に落とせます。
木のまな板のカビ予防には使用前に一度濡らすのがおすすめです。
食材を切った時に出る水分や成分がダイレクトに木に吸収されるのを予防し、水ですすげばきれいに流しきれます。
洗った後はよく水気を切って乾燥させることも大切ですね。
削っても落ちないカビはまな板の交換も検討しましょう。
木には元々抗菌力が備わっています。
正しいメンテナンスを続けていれば次は長く愛用できるはずですよ。
プラスチック製のまな板も使ってみたいという方へ、こちらの記事もおすすめです。
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