妊娠中は自分の身体が目まぐるしく変化します。
最初の内は気分が悪くなったり、においに敏感になったりパッと見は気付きにくいものですが、妊娠後期ともなればお腹もふくらみ、見るからに妊婦さん。
家族が増える期待と喜びだけを噛みしめて出産を待ちわびたいところですが、女性として歓迎できない変化も受け止めなくてはいけません。
特に気になるのは肌の黒ずみ。
ムダ毛処理を繰り返す脇の下は特に深刻かも・・・。
一気に年を取ったような見た目には衝撃を受けます。
肌の黒ずみは妊娠による一時的なものですが、でも早く解消させるには正しいケアも必要です。
脇の黒ずみを長引かせない対処法をご紹介しましょう。
妊娠後期の脇の下の黒ずみが気になる
妊娠中に起こるトラブルは事前に知っていても、いざ自分の身に降りかかると慌ててしまいます。
脇の下やデリケートゾーンが黒ずんでいるなんて、女性としては悲しくなります。
まずは黒ずみの原因を知り、いつごろ治るのかの目安を確認しましょう。
妊娠後期の脇の下の黒ずみはホルモンによるもの
妊娠週数が進むと女性ホルモンの分泌量も増え、お腹の赤ちゃんを守るために肌を丈夫にしようという働きが起こります。
その際に、メラニンが過剰に生成されるので黒ずみが目立ってしまいます。
妊娠によるホルモンの変化が原因ですから、一時的なものと思って良いですね。
産後半年ほどで自然に治ることが多い
肌はターンオーバーによって一定のサイクルで生まれ変わります。
この黒ずみは妊娠中特有のものなので、出産を終えてホルモンバランスが整ってくれば、次第に元の白い肌へと戻ります。
目安としては産後半年ほどですが、人によっては1~2年ほど掛かるケースもあります。
個人差はありますが、徐々に薄く目立たなくなっていくでしょう。
妊娠後期の脇の下の黒ずみを助長させる行為
ここで注意したいのが、黒ずみは妊娠によるホルモンバランスの変化だけが原因とは限りません。
出産を無事に終えても、脇の下に刺激を与えるような行為(つまりカミソリによるムダ毛処理)を続けていると、ホルモンバランスが整ったとしても黒ずみはなかなか消えてくれません。
ケア方法を間違えると黒ずみを助長させてしまう可能性がありますから注意しましょう。
脇毛の自己処理
妊娠後期はお風呂で自分の体を洗うのさえしんどくなります。
出産後は赤ちゃんのお世話につきっきりになりますから、カミソリを使ってお風呂でササっと済ませる人も多いでしょう。
でも簡単な処理だけで前後のケアを怠ると、薄くデリケートな脇には強い刺激が残ってしまいます。
カミソリの刃で小さな傷をつけてしまえば黒ずみどころか炎症まで引き起こしてしまうかもしれません。
脇に強い刺激が伝われば、メラニン色素が多く生成され、いつまでも黒ずみが元に戻らなくなってしまうこともあり得ます。
脇毛の自己処理をする時は時間に少し余裕が持てる時にして、カミソリを使うならシェービングクリームや保湿剤で肌を守る様にしましょう。
マッサージやピーリング剤によるケア
脇の下の黒ずみが気になる場合はマッサージやピーリングによるケアがおすすめです。
マッサージは潤滑剤となるオイルやクリームを使い、肌にかける負担をできるだけ少なくすることで血行が促進され、ターンオーバーにつながります。
ピーリングをすると古い角質を除去出来ますから、肌が自然と明るくきれいになります。
いつまでも黒ずんだ皮膚が留まったままではターンオーバーが止まってしまいますから、週1~2回を目安にピーリングをすることで新しい皮膚が表面に出るようになります。
黒ずみを最小限にし、早くなくすための対策
妊娠中のホルモンバランスの変化は自然なものですから逆らう事はできません。
産後いつまでも黒ずみが残らないように対策を心掛けることで、早く元のきれいな肌へと戻せるようになります。
そのためには、出来るだけ脇に刺激を与えないように過ごすと良いですね。
妊娠中のムダ毛処理にも気を使うと黒ずみが最小限で抑えられますよ。
自己処理は電動シェーバーがおすすめ
簡単な自己処理方法としてカミソリはとても便利なのですが、刃が直接肌に触れる分、肌トラブルのリスクはとても高くなります。
また浴室で使う場合は雑菌の侵入にも注意が必要ですね。
湿気が多い場所には多くの雑菌が潜んでいます。
乾燥させることなく浴室に置きっぱなしにしていれば、カミソリ自体にも細菌が繁殖してしまうでしょう。
肌を傷つけることなくムダ毛処理をするなら、電動シェーバーがおすすめです。
妊娠中は体調がすぐれない時もありますから、ムダ毛処理もままならないかもしれません。
それでも夏場などの肌を見られる時期には何もしない訳にいきませんから、カミソリよりも簡単で安全に処理できる電動シェーバーがあれば重宝するでしょう。
保湿・ビタミンEの摂取
乾燥した肌は外部からの刺激をダイレクトに受け、余計に黒ずみの元となってしまいます。
保湿剤を塗って肌表面を保護することは刺激の予防になり、肌組織を正常に働かせるためにも必要になります。
また美肌に欠かせない栄養素を積極的に摂るのも良いでしょう。
ビタミンEは血行を良くし、抗酸化作用や肌のターンオーバー後押ししてくれるなど、とてもありがたい栄養素になります。
保湿と合わせて肌ケアに取り入れたいですね。
アーモンド・落花生・ヘーゼルナッツ・かぼちゃ・アボカド・ホウレン草・キウイ・レモン等
妊娠中の脱毛はできません
ムダ毛の自己処理が黒ずみにも関係するなら、いっそ脱毛で一気にきれいにして産後もずっと楽に過ごしたいですね。
でも妊娠中は脱毛が出来ません。
脱毛自体が肌に与える負担も大きく、妊娠中はただでさえ肌がデリケートな状態ですから、熱を使った施術はリスクが高すぎます。
長時間同じ姿勢で横になっているのも血行に悪く、体調を崩す原因にもなってしまうでしょう。
安全性を考え、施術前のカウンセリングでは必ず妊娠の有無も聞かれますし、そもそも妊娠中ではまず施術はしてもらえません。
妊娠前から通い続け、途中で妊娠した場合はサロンによっては休止か解約を選ぶことになると思います。
回数パックなどで期限付きプランで契約している場合は、早めにサロンやクリニックに申し出て対応を相談してください。
もし、これらからムダ毛処理に脱毛を考えている場合は妊娠前か、次の妊娠までの期間に済ませてしまうのがベストです。
まとめ
肌の黒ずみは女性としてはショックですね。
特に脇の下は紫外線の影響も受けづらい場所ですから、黒ずんでいるのも不自然。
腕を上げるのもためらってしまいます。
妊娠による身体の変化と思えばある程度は仕方ありませんが、出来るだけ早く元の状態に戻したいところ。
肌に出来るだけ刺激を与えず、外側からは保湿、内側からもビタミンEを摂ってケアをしましょう。
出産後落ち着いてから脱毛に通えば、ムダ毛処理の手間も軽減できます。
脱毛を決めたらその時まで赤ちゃんのお世話と脇のケアを続けましょう。
自己処理でもきれいな脇の下を目指すには、こちらの記事もおすすめです。
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