「レーザー脱毛でほくろが増えるらしい」
そんな噂を耳にしたことはありませんか?
ネットの口コミでは「レーザーの刺激でほくろができる」「もともとあったほくろが濃くなるらしい」など、さまざまな憶測が飛びかっています。
本当なら恐ろしいですよね。
そんな不安は、しっかり解決して脱毛を行いましょう!
ここでは、ほくろができる仕組み、そしてレーザー脱毛があたえる影響について正しい情報を解説します。
レーザー脱毛でほくろが増えることはない
結論から言うと、レーザー脱毛でほくろが増えることはありません!
他の要因でできたほくろが、たまたまレーザー脱毛をしたタイミングで表面に出てきたことが考えられます。
とはいえ、ほくろについて正しい知識がないと、原因が分からず慌ててしまいますよね。
まずは、ほくろができる原因や脱毛に使われるレーザーについて見ていきましょう。
ほくろのできる仕組み
ほくろとは、メラニンを含むメラノサイトが皮膚の一部に集中してできるものを言います。
基本的に、放っておいても薄くなったり消えることはありません。
そして、ほくろができる主な原因は以下の4つが挙げられます。
- 紫外線
- 妊娠
- 肌の摩擦
- メラニンの排出が正常にできていない
まず、ほくろができる一番大きな要因が紫外線です、
大量の紫外線をあびると、肌の中にある色素細胞のメラノサイトが活発になりメラニンが増えることにより、ほくろができてしまいます。
1〜2歳の子供でもほくろがあるのは、先天的なもの以外は紫外線の影響です。
そして、妊娠中は特に注意が必要です。
プロゲステロンというホルモンの影響で普段よりもシミやほくろができやすい状態になります。
ただし、プロゲステロンは妊娠中の女性には欠かせないホルモンなので、この間は紫外線を徹底して気をつけるなどの対策をして下さい。
また、下着や衣服などの摩擦でも、刺激から肌を守ろうとしてメラノサイトが生成され、黒ずみやほくろになることがあります。
最後に、年齢や生活習慣の乱れにより、ターンオーバーが正常に進まず、ほくろができやすくなることも分かっています。
以上がほくろができる原因になります。
今は大丈夫でも、将来的にほくろが増えることもありますので、日常生活の中でできる範囲で予防しておきましょう。
レーザー脱毛のレーザーの影響
レーザー脱毛では黒い部分に反応する遠赤外線をあてて脱毛をしていくので、ほくろに反応してピリっとした刺激を感じる場合もあります。
間違えやすいですが、あくまでも遠赤外線=紫外線ではありません。
レーザーの遠赤外線は、メラニンに反応してほくろを薄くすることはあっても、増やしたり濃くすることは無いんです。
つまり、「レーザー脱毛でほくろは増えるどころか逆に減ることがある」というのが噂の答えです。
ではほくろがある部分はどのようにレーザー脱毛していくのでしょうか?
小さいほくろはそのまま照射することが多いですが、大きいものは保護テープを貼ってほくろを保護します。
レーザーを当てるとほくろに反応して火傷してしまうのでは?
と不安かもしれませんが、脱毛ではそこまで高出力のレーザーは使わないので、心配いりませんよ。
ただし、肌が弱い人などは多少赤くなることも稀にあるので、クリニックに相談して保護テープや照射力の調整をしてもらいましょう。
ほくろが増えたように感じる理由
では、なぜレーザー脱毛によって「ほくろが増えた」という人がいるのでしょうか?
なぜか急にほくろが増えた時は、レーザー脱毛以外が原因です。
こんなことを疑ってみましょう。
過去の日焼けによるもの
- 海やプールに行くのが好き
- 日焼け止めは夏しか塗っていない
- しみそばかすが目立つ
1つでも当てはまる項目がある人は、紫外線の影響が原因になっているかもしれません。
紫外線によってほくろが増えることはお話しましたが、シミと同じで肌の奥に潜んでいたメラニンが徐々に表面にあらわれることがあります。
たまたまレーザー脱毛をしたあとに、ほくろが表に出てくると「レーザが原因かも!」と勘違いしてしまいますね。
そうならないためにも、日頃から紫外線予防はしっかりしておきましょう。
年齢によるもの
- 30歳を過ぎて、急にほくろが増えた
- 肌のくすみが気になる
- 不規則な生活を送っている
「歳をとってほくろができやすくなった」とよく言いますよね。
年齢によって肌のターンオーバーが乱れ、メラニンの排出が悪くなると、ほくろが増える原因になります。
早い人では30代から顔や体のほくろが目立つようになってきますので、レーザー脱毛のあとにほくろが増えたと感じても、慌てずにターンオーバーを元に戻すケアをしてください。
ターンオーバーは、ストレスや睡眠不足、食生活の偏りなど生活習慣を見直すことで徐々に改善されていきます。
レーザー脱毛によってほくろが減ることはある
脱毛と同時にほくろもキレイになったらいいなぁ。なんて思いますよね。
さきほど説明したように、実はレーザー脱毛でほくろが減ることもあるんです。
その仕組みと、ほくろを消さずに残したい場合の対処法を合わせて見ていきましょう。
レーザー脱毛でほくろが減る理由
脱毛に使用するレーザーは、もともとはシミやほくろを薄くするための治療にも使われている機械なんです。
黒い部分に反応し、遠赤外線でメラニンを破壊するレーザーを脱毛に応用して使用するようになったのが始まりだと言われています。
そのため、小さいほくろならテープによる保護をしていない場合、かさぶたになりポロっと取れたあとは、薄くなったり無くなることがあります。
レーザーを当てた直後は一時的にほくろが濃くなったように見えますが、無理にかさぶたを剥がさず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
ただし、これは医療レーザー脱毛の場合で、エステサロンで行われている優しい光での脱毛ではほくろまでは消えませんので注意しましょう。
そして、もっと本格的にほくろを取りたい場合は、ほくろ除去のメニューがあるクリニックを選ぶのがオススメです。
脱毛とほくろ除去を同じ日に行えることもあるので、診療時間の短縮になります。
ほくろがコンプレックスの人は、脱毛でつるつるになって、同時にほくろまで無くなったらお得ですよね。
ほくろをなくしたくない人は事前に伝えよう
なかには「チャームポイントのほくろを消したくない!」ということもあると思います。
クリニックの場合、小さなほくろだとそのままレーザーを当てて、消えてしまう危険がありますので事前に相談することをオススメします。
保護テープを貼ったり、避けて照射してもらうことも出来ますよ。
カウンセリングでそういったことをしっかり話し合えるクリニックを選ぶことも大切ですね。
まとめ
「レーザー脱毛でほくろは増えるどころか逆に減ることがある」これが噂の答えでした。
放っておくと年々増えていくほくろ、レーザー脱毛を続けるといつの間にか減っていくかも、なんて嬉しい発見ですね。
ただし、ほくろを減らしたい場合はエステではなく、クリニックで行われているレーザー脱毛を選ぶこと、そしてかさぶたになっても慌てず剥がれるのを待ちましょう。
そして、新しいほくろを増やさないためにも、紫外線やターンオーバーの乱れには気をつけて下さいね。
レーザー脱毛と毎日の正しいケアで、むだ毛やほくろの無いツルツル肌を手に入れちゃいましょう。
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