じっとしていられず、動きまわって落ち着きがない・・。
他の赤ちゃんと比べて自分の子どもが活発すぎると、「何か問題があるのかな?」「このままずっと大変なのかな?」と不安になるママは多いようです。
赤ちゃんとはいえ、活発すぎるとお世話が大変で、怪我をしないかと常に心配は耐えませんよね。
「活発である」ことは、どうしてもネガティブな印象を持ちやすいものの、実は好奇心やチャレンジ精神が旺盛であるなどの良い面も沢山あるのです。
また、赤ちゃん時代の活発さは、年齢を重ね言葉を理解するようになるにつれて自然と落ち着くことがほとんどです。
今回は、赤ちゃんの活発さの原因や、活発であるメリットとデメリットをわかりやすく説明していきます。
赤ちゃん時代の活発さは年齢と共に落ち着いてくる
生まれ持った気質と性格
赤ちゃんが活発な性格か穏やかな性格かは、生まれつきの気質や性格が大きく関係しています。
ただし、その気質や性格は、成長過程におけるそれぞれの環境によって変化していきます。
赤ちゃんの時におとなしかった子が、大人になってから驚くほど活発になるなんて話は、まったく珍しくない話です。
赤ちゃんの気質や性格は、生まれつきの要因が大きく関わるものの、その後どのように育っていくのかは子育て環境が重要な鍵になると言えます。
活発=悪いことではない
「活発な赤ちゃんの相手をするのは大変」「もう少し大人しい子の方がいいなぁ」と思うかもしれません。
しかし、「活発=悪い」という訳では全くないのです。
子どもが活発になれるのは、ママがちゃんと見守ってくれているから。
「どんなことをしてもママは自分のことを見捨てず受け入れてくれる」
という安心感があるからこそ、子どもはのびのびと活発に行動できるのです。
元気すぎると苦労はたえませんが、それだけ自分は「子どもに豊かな愛情を注げているのだな」とぜひ自信を持ってください。
また、活発な子は失敗することを恐れません。
失敗することを悪いことだと考えておらず、活発な子ほど、臆さずいろいろなことにチャレンジできる傾向にあります。
危険なことなどを除いて、なるべく子どもの興味・関心を伸ばし、挑戦を見守りながらサポートしてあげられると良いですね。
言葉を理解し始めると徐々に落ち着いてくる
ほとんどの場合、子どもの活発さは言葉を理解し始める頃に徐々に落ち着いてきます。
まだ言葉が理解できず喋ることもままならない場合、赤ちゃんは泣いたりわめいたりする事で自分の要求を相手に伝えようとします。
赤ちゃんが一度泣き始めると、その欲求が満たされるまでは、たとえママやパパがどうやってなだめようとも、一心不乱に泣き続けます。
しかし子どもが言葉を理解するようになれば、お腹が空いたときにも、「もうすぐミルクができるから少し待っていてね」と言うだけで、泣かずにちゃんと待つ事ができるようになっていくのです。
言葉が理解できると、自分のおかれている状況が明確に把握できることから、自然と活発さも落ち着いていくと考えられています。
活発であることのメリット
活発であることには多くの良い面があるので、ご紹介します。
好奇心が強く、チャレンジ精神が旺盛
活発な子はとにかく好奇心が強く、何に対しても積極的にチャレンジする傾向にあります。
ママやパパからすると、目を離したすきに危ないものに触っていないかと、ヒヤッとすることもあるでしょう。
言葉を話せるようになれば「あれは何?」「これは何?」と質問攻めで疲れてしまうかもしれません。
しかし、子どもは自分で何かにチャレンジしたり物事を理解しようとする中から、生きていく上で非常に多くのことを学んでいくものなのです。
また、活発な子は「どうやったらもっと楽しく遊べるか」ということをよく考え、工夫をしながら遊ぶことが得意です。
幼い頃から一生懸命考えるほど、脳が鍛えられ、ぐんぐん発達していきます。
体力があるので、体が丈夫
体力があるということは、「生命力が強い」ということになります。
体力は勉強やスポーツ、病気から身を守るなど、全ての物事を行うベースとなります。
体力があり余って、なかなか子どもが夜寝てくれないと困っている場合は、早寝早起きを心がけるなど、まずは子どもの生活リズムを整えてあげてください。
それでもまだ子どもの体力が余るようであれば、日中にお散歩やお外遊びをさせるなど、積極的に運動を取り入れましょう。
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ものおじしないので、場になじむのが早い
活発な子はあまり物怖じをせず、人見知りが少ない傾向にあります。
本人がその場に早くなじめるだけでなく、その活発さからムードメーカーになったり、他の人のサポートができる場合もあります。
子どもが成長する過程で、なるべく多くの人と関わる機会をつくってあげることで、社会性が育まれていきますよ。
活発であることのデメリット
子どもが活発であることで、両親の苦労も絶えないようです。
以下についてもチェックしておきましょう。
じっとしているのが苦手でママが大変
活発でやんちゃな子は、じっとしていることが苦手です。
とくに月齢の低い赤ちゃんは、大人にとってあたりまえのことでも、日々新しい物事に出会い刺激を受けています。
好奇心が掻き立てられ、あちらこちらに動きまわったり、興味があるものは何にでも触ろうとします。
好奇心が旺盛なあまり、大人がそれを制御しようとすると、なかには癇癪(かんしゃく)を起こす子もいるようです。
子どもから目が離せずママが疲れてしまうときは、子どもなりに自分で物事を確かめ、理解をしようと行動している「成長の証」だと受け止めてみてください。
ケガが絶えなくてヒヤヒヤ
子どもが活発だと、危険な目にあわないか、常に気が気ではありませんよね。
一般的に年齢を重ねるにつれ、少しずつ落ち着いてくるものなので、「今しか見られない」と温かく見守ってあげましょう。
安心して過ごせるようにタバコやボタン電池は片付け、テーブルの角にはカバーをつけるなど、危険な要素をしっかりと取り除くようにしてあげてください。
外出時、子どもをベビーカーに乗せる時も、こまめに子どもの様子を伺いましょう。
人と話し込んだり、スマホに夢中になるなど、ベビーカーから手を離してしまわぬよう十分注意をしてください。
まとめ
「活発な子は大変だ」という印象が目立ってしまいがちです。
しかし、実はその後あらゆる面で、よく伸びる要素がその子に多いことを意味しているのかもしれませんよ。
子どものお世話が大変なときは、ママが一人で抱え込む必要はありません。
家族と育児・家事を分担したり、地域の子育てサポートをうまく利用するなど、周りの人と協力しながら、子育てを楽しんでいけると良いですね。
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