
赤ちゃんが手足をよくバタバタさせるんだけど、これって何かの要求なの?
特に表情も乏しい新生児期、手足をバタバタさせていると、苦しくてもがいているようにも見えて心配になりますよね。
- 新生児が手足をバタバタさせる理由
- 赤ちゃんを落ち着かせてみる
ここでは、新生児の赤ちゃんが手足をバタバタさせる原因と、落ち着かせる方法について紹介します。
新生児が手足をバタバタさせる理由
新生児期の赤ちゃんが手足をバタバタさせるのには、いくつかの理由が考えられます。
- ただ単に運動をしているだけ
- バタバタして出る音や物の感触を楽しんでいる
- 暑い・寒いなどの不快感
- お腹空いた・おむつが気持ち悪いなどの身体的欲求
- 抱っこして欲しいなどの精神的欲求
ここでは、赤ちゃんがバタバタする時に考えられる理由を4つ挙げてみました。
ただ単に運動をしているだけ
馬やキリンなどの草食動物は生まれてすぐ立ったりできますが、人間の赤ちゃんはできません。
そのため自力でトレーニングする必要があるのです。
以下のような動作についても、単純に運動(トレーニング)しているとも考えられます。
- 抱っこしている最中に、急に体を反りかえらせる
- 身体を左右にねじる
- ベッドや布団のなかでキックをして、ずりあがる
バタバタしながらも機嫌が悪くないようなら、

今日もトレーニングを頑張っているんだな
と、そっと見守ってあげましょう。
バタバタして出る音や物の感触を楽しんでいる
- パパやママなど、周りで動くものを目で追う
- 聞こえてくる音の方向に反応したり、顔を向ける
- 自分の手を見つめる(ハンドリガードする)ようになる
手足をバタバタさせるのも、自分の手足が立てる音に興味を持ち、楽しんでいるのかもしれません。
動画の生後2カ月の赤ちゃんは、初めてメリーを見て手足をバタバタさせ、明らかに楽しそうですよね。
バタバタさせた後に指をしゃぶって自分の手を認識するようになると、徐々に手足への関心も薄れてきます。
バタバタが激しい時期は、好奇心が生まれて一人遊びが始まった貴重な時期かもしれませんね。
暑い・寒いなどの不快感
赤ちゃんは「暑い」「寒い」などの不快感を、言葉で伝えることができません。
手足のバタバタは、ママのお腹の中にいるときからすでに始まっていて、生後は2~3週間はとくに多く見られます。
また、生後5~6か月頃、ハイハイの準備が始まるために、かえってバタバタが激しくなる子もいます。



バタバタしながら泣いていたり機嫌が悪いようなら、服を着脱させたり換気したりして、部屋の湿度や温度を調整してあげましょう。
お腹空いた・おむつが気持ち悪いなどの身体的欲求
生後5~6カ月頃になると、身体を使って身体的な欲求や、気持ちを表現できるようになります。
嬉しい時に笑い声だけではなく、手足をバタバタさせて表現する子もいます。
- おむつが汚れているサインが出ていなくても、おむつを替えてあげることで寝てくれることもある
- 眠たいけれど眠れない、寝ぐずりでバタバタしている
- 周りの声かけへのリアクションとして、手足をバタバタしている
寝る前に寝ぐずりしてバタバタする子や、起きた時に機嫌が悪くてばたつかせる子もいます。
抱っこして欲しいなどの精神的欲求
手足をバタバタさせる時にも、精神的な欲求を表わしていることがあります。
- 抱っこして欲しい、かまってほしい
- ママの姿を見るとバタバタする場合、ママに何かしてほしいことがある
「ママが用事をしていて寂しい」「こっちを向いてほしい」という時にも、意図的に手足で音をたてることがあります。
赤ちゃんを落ち着かせてみる
赤ちゃんが手足をバタバタさせていると、


何か不満というか、不快な感覚があるのかな?
と焦りますよね。
- 縦抱きにしてゲップが溜まっていないか確かめる
- おくるみでおひな巻きにする
- 泣いたり機嫌が悪くなければそのまま見守る
ここでは、赤ちゃんがバタバタしているときに落ち着かせる方法を紹介します。
縦抱きにしてゲップが溜まっていないか確かめる
手足のバタバタを放置していると赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、興奮して寝てくれなくなることがあります。
まだ首が座っていない赤ちゃんには、縦抱きは推奨されていません。
しかし以下のような手順なら安全に、ゲップが溜まっていないか確かめることができます。
- 赤ちゃんの首を片方の手でしっかり支える
- ママの肩に担ぐように、赤ちゃんの顔を肩に乗せてあげる
- 背中をもう片方の手でとんとんと赤ちゃんの背中をたたいたり、下から上にさすってあげる
こうしてゲップを出すこともありますが、数分頑張ってもゲップが出ないこともあります。



すでにゲップが自然に出ていてお腹に何も溜まっていないか、寝かせた後にオナラで自然に出るので、心配しすぎなくて大丈夫でしょう。
おくるみでおひな巻きにする
おくるみで赤ちゃんをおひな巻きにしてあげると、ママのお腹の中にいた状態に近くなります。




特に産婦人科から退院する際に使ったおくるみだと、においや感触を思い出して落ち着いてくれることがあるようです。
おひな巻きは急な寝ぐずりの時にも、スムーズに寝てくれて便利です。
泣いたり機嫌が悪くなければそのまま見守る
手足をバタバタさせる理由は、不快感だけではありません。


楽しい・嬉しい・興味があるなど、赤ちゃんなりに一人遊びを楽しんでいる場合もます。
不快と考えられる状態になってなくて、泣いたり機嫌が悪くなければ、そのまま見守ってあげても良いでしょう。
- オムツは汚れていないか
- 部屋が暑かったり、寒すぎないか
- 一人でベビーベッドに寝かせていて寂しがっていないか
ママの声かけが欲しくてバタバタしていることもありますし、ただ単純に体を動かしたくて、手足を動かすこともあります。
まとめ
赤ちゃんが手足をバタバタさせていると、どんな要求があるのかと焦ってしまいますよね。




しかしよく見るとニコニコしていたり、メリーやひらひらするカーテンを目で追っていたり、そのまま様子を見てもよい場合もあります。
機嫌よくバタバタしているときは、ママも少し休憩してみましょう。
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