
昔から乳首が陥没していて、赤ちゃんに授乳できるか心配…。
乳首が平らで表面に出ていなくて、コンプレックスにも思ってしまいがちな陥没乳頭。
陥没乳頭でも赤ちゃんが母乳を吸えるのか気になりますよね。
- 陥没乳頭でも授乳は可能
- 陥没乳頭の自分でできるケア
ここでは、陥没乳頭でも授乳できるのか、授乳に向けて自分でできるケアについて紹介します。
陥没乳頭でも授乳は可能
- 乳輪全体を咥えて(くわえて)もらえば授乳はできる
- 時間はかかるが諦めずに母乳を吸わせることがコツ
ここでは、陥没乳頭でも赤ちゃんに授乳をしていくためのコツを紹介します。
乳輪全体を咥えてもらえば授乳はできる
昨今は5人に1人とも言われていて、徐々に増加傾向にあります。
- 仮性陥没乳頭…乳頭に刺激を与えると、突出して乳頭が表面に出てくる。授乳ができ、マッサージや吸引器での改善がのぞめる
- 真性陥没乳頭…刺激を乳頭に与えても、皮膚の表面に出てこない。常に乳首が陥没してしまっている
真性にせよ仮性にせよ、陥没したままでも工夫次第で授乳はできます。
しかし飲ませにくかったり、赤ちゃんが吸いにくくて母乳が溜まり、胸が張ってしまうこともあります。
時間はかかるが諦めずに母乳を吸わせることがコツ

陥没しているし、赤ちゃんも上手に飲んでくれないから、母乳育児はもう諦めようかな…。
とミルクに切り替えるのも賢い選択の一つです。
しかし、乳頭の形のせいで母乳育児を諦めてしまうのは、もったいないかもしれません。
陥没乳頭で授乳を続けていると、毎日吸われることで徐々に乳頭が出てくることがあります。
- 毎日吸わせることで脳が母乳を作る必要を感じ、徐々に乳頭の陥没が改善されることがある
- 乳頭に保護カバーをしたり、吸わせる角度を変える工夫をすることで、陥没していても授乳できるようになる
陥没乳頭の自分でできるケア
- 安定期からの乳頭マッサージ
- 乳頭吸引器を使用する
- 乳首を柔らかくするために保湿も忘れずにする
ここでは、赤ちゃんに上手に吸ってもらうためにできるセルフケアについて紹介します。
安定期からの乳頭マッサージ
乳頭を自分で毎日数分間マッサージすることで、陥没乳頭を改善させることができます。
安定期に入ってから、動画のようなマッサージをしてみるのも良いでしょう。
セルフ乳頭マッサージの手順は、以下のようになります。
- 片手で乳房を支え、乳頭を正面に向ける
- 親指、人差し指、中指の3本を乳房に対して直角に向ける
- 3本の指で乳頭の付け根をつまみつつ軽く引っ張る、離すのを、5回程繰り返す
- 人差し指と親指の2本で、乳輪部~乳頭にかけて位置を少しずつずらしながら、上下から圧力をかける
- 横方向からも同様に、2本の指で圧力をかける
- 人差し指と親指の2本で、こよりを作るイメージで乳頭を縦、横方向にもみながら、こするようにずらす
無理せず自分のペースで、オリーブオイルなどを塗ってすべりをよくして行うと良いでしょう。
乳頭吸引器を使用する
乳頭吸引器は陥没していたり扁平な乳首を引き出して「乳頭が出た状態」に近づけてます。
衛生的に使えるようにキャップがついていたり、日本製なのも安心ですね。
乳頭吸引器には、以下の2タイプがあります。
- 装着するタイプ…乳頭に常時つけていて圧力をかけ、乳頭を吸引したり引っ張り出す
- ポンプ式タイプ…ポンプをつけて、吸引器で乳頭を吸引したり引っ張り出す
自分のライフスタイルに無理なく合うタイプの吸引器を、探してみるのも良いかもしれませんね。
乳首を柔らかくするために保湿も忘れずにする

赤ちゃんが吸いやすいように、また母乳が出やすいように、乳首を柔らかくしておくことは大切です。
乳頭マッサージをする際は保湿を忘れないようにしましょう。
乾燥したままだと「乳頭裂傷」(にゅうとうれっしょう)といって、乳首が傷ついてしまうことがあります。
赤ちゃんが飲みやすい形の乳頭になっていないと、吸う力で痛むこともあります。
- 乳頭にクリームなどの保護剤をぬってから、サランラップで保湿する
- 乳頭を保護するキャップをかぶせた状態で授乳する
乳頭が柔らかくなると、赤ちゃんにとって吸いやすい乳首になり、ママも痛くなくなるので一石二鳥ですね。
まとめ
しかし助産師さんなどに相談してみると、

マッサージなどを気長に行うことで、母乳で育てられるようになります
などと、指導してもらえたりします。
赤ちゃんに吸われているうちに、陥没した乳首も改善されることがあります。
まずは病院の先生などに気軽に相談してみましょう。
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