妊婦健診での採血は何のため?気になる費用や検査の内容を解説

妊娠&出産

赤ちゃんの心拍が確認できると、晴れて妊娠が確定します。

その後の妊婦健診では体重や血圧測定、検尿に加え、採血することもあり、注射が苦手な妊婦さんにはストレスに感じることもあるでしょう。

 

  • 妊婦健診について
  • 妊婦健診で行う採血の目的とは
  • 血液検査の項目内容

この記事では妊婦健診についてわかりやすく解説します。

 

 

妊婦健診について

  • 妊婦健診の費用
  • 妊婦健診はいつから受ける?

まずは妊婦健診は「いつから」、どれくらいの費用で受けられるのかについて解説します。

 

妊婦健診の費用

妊婦健診は、出産までに少なくとも14回程受ける必要があります。

しかし妊娠は病気ではないので、全額自己負担になります。

出産時や妊娠中の不具合時の入院などをのぞき、単純に妊婦健診だけにかかる費用は、総額で10万円ほどです。

母子手帳の交付を受ければ、妊婦健診で使える補助券(チケット)がもらえます

 

補助券で14回分すべてまかなえて、自費負担はなかった!

というママもいます。

特に初回の健診では初診料や血液検査などで2万円ほどかかることもあるので、母子手帳と補助券は早めに入手しておきおきましょう。

 

妊婦健診はいつ受ける?

【赤裸々】初めての産婦人科って何するの?いくらかかる?【妊婦健診の流れ】

動画では、妊婦健診にかかる費用や、健診内容を詳しく説明しています。

妊婦健診の詳しい内容
  • 持病や手術歴、パートナーの年齢や職業などの問診票を書く
  • 妊娠に気付いたのはいつから、どういう方法でなのか
  • 妊娠を希望していたか、妊娠希望(不妊治療)での来院かどうか
  • 最後に生理が来たのはいつなのか(出産予定日を計算するので)
  • 血圧測定、尿検査、体重測定(初回からほぼ毎回)
  • 経膣エコー(膣の中にエコーを入れて赤ちゃんの様子を見る)
  • 血液検査(妊娠週数や体調によって随時)
  • 経腹エコー(妊娠16週から後期まで)

 

妊婦健診が始まるのは、出産予定日が決定する妊娠9週以降が多く、それ以降、健診の頻度は以下のように変わっていきます。

  • 妊娠24週までは4週間に1度
  • 妊娠25週~35週までは2週間に1度
  • 妊娠36週~40週までは1週間に1度
だいたい10数回は受け、母子に異変が見られればさらに増えると思っておいた方が良いでしょう。

 

 

妊婦健診で行う採血の目的とは

妊婦健診では毎回ではありませんが、採血することがあります。

  • 母子共に健康かどうかを調べる
  • 病気の早期発見や症状の改善、治療をするため

ここでは、妊婦健診で血液検査をする目的について紹介します。

 

母子共に健康でいられるかどうかを調べる

血液検査のある日は、検査の数時間前には食事を済ませるように指示されることがあります。

特に妊娠初期と中期の採血では血糖値を測定するので、検査の2時間前には糖分の多い飲食を済ませておいた方が良いでしょう。

 

妊娠から出産までの間、母子共に健康でいられるとは限りませんので、より詳しく母子の状態を知るために、採血する必要があるのです。

妊婦健診では毎回採血するわけではなく、初期(8~12週)、中期(24~28週)、後期(35~37週)の計3回、母子に異変がないか確認する目的で行います。

 

病気の早期発見や症状の改善、治療をするため

妊娠中には、妊娠前には想像もつかなかった病気にかかる可能性があります。

特に貧血があったり、妊娠高血圧症候群や、妊娠糖尿病などの病気にかかっていたりすると、母子共に悪影響を及ぼすことがあります。

もし妊婦健診を受けなかったら、こうした病気や異変に気付くのが遅れる可能性がありますね。

  • 早めに母子の状態を知ることで、病気があったとしても、産後のフォロー体制も整えておくことができる
  • 助産師さんやお医者さんともコミュニケーションをとれ、お産への不安を少しでも減らせる

 

 

血液検査の項目内容

血液検査では採血する前に、検査項目について説明されることもあるでしょう。

  • 妊婦自身の血液型検査
  • 感染症の有無
  • 生化学検査や血清を調べる

ここでは、血液検査で検査される項目について紹介します。

 

妊婦自身の血液型検査

出産を迎える前に、妊婦自身の血液型を正確に調べておく必要があります。

採血することによって、主に以下のような項目を調べることができます。

  • 妊娠性の貧血の有無
    …赤ちゃんに栄養や酸素を送り届けるため、妊娠中はママの血液の量が増えます。
    血液が薄くなりがちで貧血になりやすいので、貧血になっていないか調べます。
  • 血液型検査
    …妊娠初期に、ママの血液型を正確に調べます。
    ABO式に加え、Rh式も把握しておきます。
  • 血液型不適合妊娠かどうか
    「不規則抗体陽性」といって、輸血時に副作用が出るリスクが高いことがあります。
    赤ちゃんに黄疸(おうだん)や貧血があると輸血が必要になるので、早期に確認しておく必要があるからです、

 

感染症の有無

妊娠が判明して初めての血液検査で、まず感染症の有無を調べます。

また、以下のような感染症の有無を調べることも妊婦健診の大切な役目です。

妊婦健診で調べる感染症
  • HBs抗原の有無
    …陽性だと、B型肝炎ウイルスに感染している可能性があります。
    赤ちゃんに感染しないよう、産後ワクチンの接種などのフォローが必要です。
  • HCV(C型肝炎ウイルス)の抗体検査
    …肝炎の中でも肝臓がんや、肝硬変になるリスクが高いです。
    陽性だと母子感染のおそれが強いので、帝王切開が選ばれます。
  • HIV抗体検査
    …妊娠初期に母子感染の予防と、早期発見や治療の目的で行います。
  • トキソプラズマ抗体検査
    …妊婦さんが検査を希望した場合のみ、自費で調べることができます。
    妊娠中に始めて感染すると、10%ほどの確率で、赤ちゃんに「先天性トキソプラズマ症」という感染症が出ることがあります。
  • 風疹抗体検査
    …妊娠初期に風疹に感染すると、胎盤から赤ちゃんにうつり、「先天性風疹症候群」といって、心臓機能などに障害が出ることがあります。

まずはママがこうした感染症にかからないよう、抗体が少ないとわかった場合にワクチンの接種をするなどの予防が大切です。

 

生化学検査や血清を調べる

その他にも、肝臓や腎臓の機能を調べる生化学検査や、血清を調べることがあります。

血清とは、「母体血清マーカーテスト」とも呼ばれます。妊婦さんの血液を少しとり、血液に含まれる成分の濃度を調べ、赤ちゃんに異常がないか調べることです。

ただし血清マーカーテストで、染色体に異常があることが確定されるわけではありません。

異常のある確率をみて、羊水検査や絨毛(じゅうもう)検査で確定検査をする必要があるかをみます。

これらは病院の方針によっては、必要がない限り検査しないところもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

まとめ

妊娠がわかってすぐの妊婦健診は、お腹の赤ちゃんの様子が見られてとても幸せなものです。

しかし後期になりお腹が重くなるにつれ、健診自体がストレスになる事も少なくありません。

お腹の赤ちゃんに母子共に元気に出会うための大切なプロセスだ!

と割り切って、限られた回数の健診を楽しんでしまうのも良いかもしれませんね。

 

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この記事を書いた人
Noraja

1児の母。
ノラ猫が増えないように、捕獲や不妊去勢手術をする『地域猫活動』に興味あり。
趣味は絵や文章を書くこと、景色を眺める事、人の話を聞くこと。

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