
小学生になったし、そろそろ子供だけで留守番させたいけど、何に気をつけたらいいの?
できるようになると、家事の効率がぐっと上がるお留守番。
しかし、心配で多くのママ達がいつ踏み切ればよいか頭を悩ませるところですよね。
- 子供が一人で留守番できるかどうかの判断
- 一人で留守番させられる目安とは
- 一人で留守番をさせる際には決まりごとをしっかり伝える
この記事では、子供にお留守番させられる目安や、子供とどのような決まりごとをするのが大切かを紹介します。
子供が一人で留守番できるかどうかの判断

みんな、何を基準に子供が留守番できると判断しているの?
しっかりしていると感じても、妙なところが抜けていたり、子供は心配が絶えないものです。
- 年齢的には小学校入学後が妥当
- 約束をきちんと守れる忍耐のある子なら留守番は問題ない
ここでは、子供にお留守番ができると判断する目安について解説していきます。
年齢的には小学校入学後が妥当
その背景には、以下のような事情があります。
- 母親が復職したりして、仕事の都合でお留守番を頼まざるを得ない
- 幼稚園の頃より小学校の方が、子供を預かってもらう時間が短くなる
保護者の送り迎えや、バスでの帰宅がほとんどの幼稚園時代とは違い、小学校では子供だけで登下校する機会が多くなります。
小学校一年生だと学校もお昼までだったりして、子供が一人になる時間も早くなるのです。
約束をきちんと守れる忍耐のある子なら留守番は問題ない
周りのママ達が小学校に入るまでお留守番させないからといって、その通りにしなければいけないわけではありません。
- お留守番中に起こりうる出来事に対して、臨機応変に対応できる
- 怪しい人物かどうかなどの危険を察知できる
- パパママとの防犯に関する約束事を理解し守れる
- 一人でもお留守番することに耐えられる
特に、一人でいることに耐えられるかどうかは大切です。

うちの子は怖がりで、親がトイレに行くのでさえ一人になると思って嫌がる
こんなケースでは、たとえ小学校にあがっていてもお留守番はまだ早いかもしれませんね。
一人で留守番させられる目安
- 一人ぼっちでも我慢できる
- 自宅の鍵の扱いがきちんとできる
- 親との約束をしっかり守ることができる
ここでは、子供にどういうことができれば、お留守番させられる目安になるのかを紹介します。
一人ぼっちでも我慢できる
子供の性格によっては、保育園(幼稚園)くらいの時期でも一人遊びが好きで、一人ぼっちでも我慢できる子もいます。
一方で、もう小学校2~3年生になるのに、親と一緒じゃないとテレビを見るのもつまらなそうで、集中しない子もいます。
家の中に一人ぼっちでいるのを怖がったり、不安がったりするうちは、鍵の場所なども頭に入らなかったりして、かえって心配かもしれません。
万一不審者などが訪ねてきた場合を考えると、少なくとも一人でも落ち着いていられるのが望ましいでしょう。
自宅の鍵の扱いがきちんとできる
自宅のドアの開閉を子供が一人できるようにしておくことは、お留守番できる大前提です。
しっかり教えておく以前に、鍵について防犯意識を高めておくことが大切です。
- 玄関に人が来た時に光るセンサーライトをつけておく
- 家の目立たないところに防犯カメラや、テレビ機能がついたインターフォンなどをつける
- 玄関のドアに鍵を2つ取り付ける
また、ベランダの鍵を閉め忘れると、子供がベランダを開けて外に出てしまうおそれがあります。
ベランダの柵を超えて落下しないよう、ベランダには植木鉢やエアコンの室外機など、子供の足場にできるようなものを置かないようにしましょう。
親との約束をしっかり守ることができる
普段はしっかりしている子でも、インターフォン越しに以下のようなことを言われることで、焦って玄関の扉を開けてしまった事例があります。
- 「ママが事故に遭って大変なんだ。ママに頼まれたから、ドアを開けて」
- 「急いで受け取って欲しい荷物があるんだ」
ママやパパ、兄弟に何かあったと言われると、大人でも冷静さを失ってしまいます。
こうした危険を避けるために、親が以下のように約束させておくと良いでしょう。
- 空き巣狙いだと子供だけだと押し入ってくる可能性があるので、玄関のドアをあけず、インターフォン越しに対応する
- 近所の顔見知りでも、誰が来ても絶対に玄関の鍵を開けない
- 子供だけでお留守番していることがわからないよう、子供が一人で帰宅した際にも大きな声で「ただいま」と言ってから家に入るようにする
一人で留守番させる際には決まりごとをしっかり伝える
お留守番をさせるには、普段から決まりごとを家庭の中でしっかり作っておくことが大切です。
- 知らない人からの電話やインターホンには絶対に出ない
- キッチン等の火の元は絶対にさわらせない
- 何かあったときの連絡先や、連絡の仕方を教えておく
ここでは、決めておくと安心な決まりごとを3つを紹介します。
知らない人からの電話やインターホンには絶対に出ない
普段からしっかりしている子にありがちなのが、インターホンや電話が鳴ると、反射的に出てしまうことです。
特にママがまだ小さい弟や妹のお世話で忙しいと、小学生くらいの子供はお手伝いをしようと張り切りがちです。
パパやママが在宅の時は助かりますが、お留守番の時は同じことをさせないように約束しておいたほうが良いでしょう。
- 宅配業者であれ、知らない人からの電話やインターホンに出ないように伝える
- 鍵が開いていなければ窓から入られることがあるので、窓の鍵もあけないように伝える
- 玄関を開けた瞬間に押し入られることがあるので、玄関の鍵は絶対に開けないよう伝える
子供には、「こんな犯罪も実際にあるから」と、普段から伝えておくことも大切ですね。
キッチン等の火の元は絶対にさわらせない
共働き世代が増えた今、小学生の子供を持つママの7割ほどが「子供を一人でお留守番させたことがある」と回答しています。
特に夏場は花火やバーベキューなど、火気を扱う機会が多いものです。
ちょっとした油断や好奇心から、親がいない間に子供たちだけで花火を室内で楽しんでしまうかもしれません。
キッチン等の火の元に関しても、普段からきちんと決まりごとを伝えることが大切です。
- キッチンやコンロ、ストーブなどには触らないようにする
- ガスの元栓は締めて出かける
- コタツのコンセントは抜いておく
- ライターやマッチ、花火など、子供の好奇心をくすぐる火気を起こすものを片付けておく
何かあったときの連絡先や、連絡の仕方を教えておく
お留守番の時に何も起こらないことが理想ですが、子育ては想定通りにはいかないものです。
万が一何かあったときのために、子供がすぐ連絡してこれるようにしておく必要があります。
- パパやママ、おじいちゃんや学校などの緊急連絡先を一覧にして、子供に持たせておく
- キッズケータイの短縮ダイヤルに連絡先を登録しておき、ワンプッシュで連絡できるようにする
- 子供からの連絡に気付けるよう、親の携帯の充電が切れないよう充電器を持ち歩いたり、圏外にはいかないようにする
こうした工夫をすることで「いつでもママとお話ができる」と安心し、落ち着いてお留守番してくれるかもしれませんね。
まとめ
お留守番はパパやママとしても、子供に初めてさせる冒険です。
子供を信頼しつつ、危険性をしっかり伝えて守ってもらう工夫をしたりして、親としても成長するチャンスかもしれませんね。
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