授乳中に妊娠発覚!母乳をあげると流産のリスクが上がるって本当?

妊娠&出産

「上の子の授乳が終わらないうちに、下の子を妊娠した」

「おっぱいをあげてたらお腹の子に悪影響があるかもしれないから、すぐに断乳するべき?」

産後の妊娠は生理が来ていなくても、排卵さえ再開していれば可能です。

 

妊娠をすぐに望んでいた場合は嬉しい反面、上の子の授乳についての心配は尽きないものです。

 

この記事では授乳中に妊娠したら断乳しなければならないのか、断乳しなかった場合のメリットや、授乳を控えたほうが良いケースについてまとめました。

 

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授乳中に妊娠したら必ず断乳すべきというわけではない

  • 上の子の授乳中だけど、早く妊娠したい
  • 授乳が終わらないうちに、思いがけず次の子を妊娠した
  • 兄弟を考えているけど、授乳についてどうしたらよいのか疑問がある

こうした悩みの背景には、
妊娠中に授乳を続けていると、流産してしまう
といううわさがあるからかもしれません。

 

妊娠経過が順調ならば授乳を続行しても大丈夫

結論として、授乳中に妊娠したからといって、すぐに断乳しなければいけないわけではありません。

 

  • 下の子を妊娠したときの、上の子の月齢はどのくらいか
  • 産婦人科医から断乳の指示がない限り、母子共に無理してまで、授乳をやめる必要はない

 

最近は栄養バランスが整った食事が一般的になりました。

赤ちゃんに栄養がとられがちな授乳期のママも、身体が回復し排卵が再開するのが早い人もいます。

上の子の月齢によっては、まだ母乳が必要なケースがあるので、
「流産してしまうリスクがあると聞いたから、今日からおっぱいはナシ!」
などと、断乳を強行してしまうのは禁物です。

 

  • 上の子の月齢が0~1歳未満…1歳に満たないと、1日に5回程授乳していることも珍しくないので、急に断乳するのは良くありません。
    搾乳した母乳をあげたり、夜間だけ断乳してみるなどして徐々に様子をみましょう。
  • 1歳以降…離乳食や幼児食から栄養がとれるようになっているので、栄養面では卒乳や断乳しても問題ありません。
    しかし精神的な安定に役立っている場合もあるので、少しずつ卒乳を目指します。

 

妊娠中の授乳によって流産や早産にはつながらない

妊娠したのに授乳をしていると流産につながると言われるのには、母乳を作り出すのに以下のようなメカニズムが働くためです。

  1. 赤ちゃんが乳首を吸うと、オキシトシンというホルモンが分泌され、その作用で乳汁を作り出す
  2. オキシトシンには産後の母体の回復を早めるために、子宮の収縮を促す作用もある
  3. 子宮が収縮するとお腹が張ったり、痛みが走ることがあるので、お腹の子への影響が心配されている

確かにオキシトシンは、出産時に陣痛を促進する薬の中にも使われていたりします。

 

しかし授乳が流産や早産につながるという、医学的なデータはまだありません。

WHO(世界保健機構)でも、母乳は赤ちゃんにとって大切な栄養源であり、離乳食などの食品と並行するのなら、2歳過ぎまで与えることを推奨しています。

 

流産や早産が心配な場合は、きちんと病院で相談しながら授乳すると安心でしょう。

 

  • 妊婦健診を必ず受け、妊娠の経過が順調か確認しておく
  • 流産や早産の傾向がないかどうか、不安なことがあれば先生に随時相談する

 

 

妊娠中も授乳を続けることのメリット

妊娠中も授乳を続けることには、心配どころか貴重なメリットもあります。

 

次の赤ちゃんにとって飲みやすいおっぱいが完成している

おっぱいは赤ちゃんに吸われることで、作り出されます。

上の子の授乳を続けているということは、おっぱいが出続けているということです。

 

一人目を出産した後、母乳が出なくて苦労した経験はないでしょうか。

  • 出産後すぐに十分な量&質のおっぱいが出る
  • 乳腺が開通しているので、乳腺炎(にゅうせんえん)などのリスクが減る

 

この他にも、上の子の月齢が低いと自我がまだ芽生えていないため、赤ちゃん返りをする心配も減るかもしれません。

 

二人同時に授乳という貴重な経験ができるかもしれない

産後、第一子と第二子に同時に授乳することを、「タンデム授乳」とも呼びます。

 

タンデム授乳には以下のようなメリットがあります。

  • おっぱいを一緒に飲むことで、兄弟の仲が良くなることがある
  • 二人同時に授乳するので、同じタイミングで寝かしつけができる
  • 二人同時に授乳するので、授乳時間も短くなる

 

ただし兄弟でおっぱいを取り合って、喧嘩してしまうこともあります。

 

この他、ママが仕事に復帰したい場合、年子だと保育園に入れやすかったり、兄弟で入園することで割引があるところもあります。

 

また、育児休暇もまとめてとれるので、休職と復職を繰り返すわずらわしさも減るでしょう。

 

妊娠中のおっぱいケアをしなくて済む

妊娠中は、産後にたくさんのおっぱいを赤ちゃんに与えるために、おっぱいマッサージなどのケアをする必要があります。

上の子の授乳によって、乳頭が産後もずっと良いコンディションで保たれているので、妊娠中のケアをしなくて済みます

 

新生児の頃は特に、赤ちゃんもまだおっぱいを飲むのが上手ではありません。

安定したおっぱいを出せると、余裕を持って授乳などのお世話ができるでしょう。

 

 

妊娠中の授乳を控えたほうがいい場合

妊娠してすぐ断乳する必要がないとはいえ、ママの状況によっては授乳を控えたほうがいい場合もあります。

 

授乳するとお腹が張ったり出血を伴うとき

授乳するとオキシトシンというホルモンの分泌が促されます。

オキシトシンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、赤ちゃんに愛情が増したり、ストレスが軽くなるといわれています。

 

しかし、子宮を収縮させる作用もあるので、授乳中にお腹が張ったり、下腹部に痛みが走る場合は、控えたほうが良いかもしれません。

 

そして授乳を控えると同時に、以下のような対策を考えると良いでしょう。

  • ミルクへの切り替えを検討する
  • 産婦人科で、妊娠中のお腹に刺激を与えないおっぱいケアについて相談する

 

 

つわりがひどく授乳するのが困難なとき

妊娠初期は正常に妊娠が成立したとしても、1~2割の確率で流産が起きてしまいます。

 

何かあったときに上の子への授乳を原因にしてしまわないよう、無理は禁物です。

 

  • つわりがひどく授乳すると気分が悪くなったりするときは、授乳を控える
  • 寝不足で疲れがたまると体調不良の原因になるので、夜間の授乳をやめる

 

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動画のように、つわりがひどいとスーパーにいくのも、魚や玉ねぎのにおいがきつく感じて、日常の家事すらつらい場合もあります。

 

もうすぐお兄ちゃん(お姉ちゃん)になる上の子も、赤ちゃんと元気に遊べるようになるためだと説得すれば、徐々に我慢してくれるようになるかもしれませんね。

 

まとめ

産婦人科の先生や助産師さんによっては、こんな意見もあります。
「絶対に妊娠の経過に影響がないというデータもないので、授乳が母体に与えるリスクが少しでも想定されるなら、できれば授乳を控えるよう指導する」

 

「上の子が自然におっぱいをやめられるまで、妊娠中も貴重な授乳期間を楽しもう」といった、ママの直感や判断が正しいかもしれませんね。

 

 

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