子供服は、子供は成長が早いためすぐに着られなくなってしまいます。
「処分したいけど、思い出が詰まっていてゴミにだしづらい…」
できれば必要としている人に活用してもらいたいものです。
この記事では、子供服の後悔しない処分方法や、海外へ送るなどの活用方法について紹介します。
また、子供服のおさがりをママ友などから譲られる際の、角の立たない断り方をまとめた、以下の記事もおすすめです。
関連記事子供服のお下がりの角が立たない断り方とあげる場合の注意点
後悔しないための子供服の処分方法とは
「着られなくなった子供服を処分して部屋をすっきりさせたいけど、そんなに汚れてないからなかなか思い切れない」
なかには、ほとんど着ないままの服もありますよね。
欲しい人がみつかればお下がりとしてあげる
出産を控えている友人などがいなくても、ママ友さんやそのママ友さん…とたどれば、何人かは
「不要なベビー服があれば、ゆずってほしい」
と思っているかもしれません。
しかし
「親切心で古着を譲りたいなんて、その人の経済事情を下に見ているようで、何だか失礼では?」
などと気を使うかもしれません。
声をかけることで話題ができたり、ママ友さんとの交流が始まるきっかけになるかもしれませんね。
状態の良いものはリサイクルショップに持ち込む
ほつれやシミがなかったり、状態の良いものはフリーマーケットに出したり、リサイクルショップに持ち込むのも良いでしょう。
- 持ち込んだその場で査定してもらえる
- 現金も手に入り部屋も片付く
- 捨てる罪悪感から解放される
子供服のリサイクルを受け付けているお店には以下のようなものがあります。
- ブックオフ…「ブック」とうたっているものの、ぬいぐるみやフィギュア、中古ゲームなども買取販売しています。
店舗の中には子供服は扱っていないところもあるので、ブックオフのホームページなどで事前に確認しましょう。 - キッズセカンズ…子供服のリサイクルをしています。
店舗を構えている世田谷店の他に、楽天市場でも販売を行っています。
宅配で買取をしてくれるので、お店に運ぶ手間が省けます。
「査定を丁寧にしてくれる」という口コミもあり、ブランド物だと高値がつく可能性があります。 - セカンドストリート…Pontaと提携しているお店なので、リサイクルに出してもお店の商品を買っても、ポイントをためることができます。
たくさん子供服があれば、出張やWEBでも買取を受け付けています。
本当に必要ないものは思い切ってウエスにする
「サイズアウトもしてるし汚れもひどいから、もう絶対に着ないだろうけど、捨てるに捨てられない」
というのは、物を大切にしたいというより、執着に近いかもしれません。
「子供が使ったものは記念に残しておきたい」
という親心はわかりますが、そのままどんどん、他のものもかさばり続けるおそれがあるので、思い切って処分してしまうのも手です。
- 下の子に良かれと思って着せたら、子供が「いつもヨレヨレのお下がりを着せられて、大切にされていない」と感じてしまう
- 「外では無理でも、部屋では着てくれるかも」と思って取っていても、子供の好みの変化は激しく、気に入った服への執着も強いので、保管していても見向きもされないことがある
- お手入れが大変すぎてあまり着なかった服を置いていても、収納スペースを取り続けるだけ
処分しなければ新しい物も入ってきません。
汚れたものをいつまでも執着せずに捨てることを教えるのも、大切な教育かもしれませんね。
子供服を処分すべき目安とは
子供服はその時の思い出も詰まっているので、処分してから後悔しないよう、捨てるタイミングにも気を付けたいものです。
サイズアウトして着られない
子供が大きくなりサイズアウトしたときが、最もわかりやすい処分のタイミングです。
「サイズはきついけれど子供も気に入っているし、処分するのはもったいないから」
と着せ続けていると、子供の動きを妨げて、転倒しやすくなったり、受け身の姿勢を取りづらいおそれがあります。
また、衣替えの時期も、以下の理由から処分する良いタイミングです。
- 今年ぎりぎり着れたりサイズアウトした服は、来年の同じ季節にはほぼ確実に着れなくなる
- 季節をまたいで保存しておくといたんだり、翌年には古いデザインになっている
シミや汚れ、ほつれがある
また、いくら愛着があっても、シミや汚れ、ほつれがひどいものは処分した方が良いでしょう。
- 家庭で何度も洗濯したり、クリーニングに依頼しても落ちないシミ・汚れがある
- 修復できないほどのほつれや破れがあるとき
汚れた服やデザインが古い服を着せ続けていると、
「自分はおしゃれして、子供の格好には構わない身勝手なママ」
などとみなされ、浮いてしまうおそれもあります。
デザインが流行おくれ
特にその当時流行したキャラクターものは、翌年には古いと感じるものです。
「これ可愛い?着てみたい?」
などと、子供の感覚に任せて確認してみるのも良いでしょう。
子供服で発展途上国を救う方法もある
「子供服を海外に送って、ボランティアしている」
というママもいます。
着られなくなった子供服は、具体的にどのように役立てられているのでしょうか。
古着を送るとポリオワクチン代を寄付できる
日本ではポリオや「はしか」、結核などの子供の予防接種が無料で受けられるのが当たり前です。
動画は、「古着deワクチン」という、古着を送ることで発展途上国で使えるワクチン代を寄付できるというサービスです。
「古着deワクチン」の利用方法は、以下のようになります。
- 古着deワクチンのサイトで、古着を送ることを申し込む
- 古着を梱包する専用回収キットと、協賛企業で使えるクーポンが届く
- 子供服やパパやママの衣類をキットに詰める
- 指定した業者に集荷依頼をして、キットを取りに来てもらう
このサービスでは、注文が成立した段階で、発展途上国の子供たちが使うポリオワクチンが届けられます。
寄付した古着は様々な用途に役立てられます。
- 発展途上国で安い値段で販売されるので、仕分けなど新たな雇用を生み出す
- 生み出された雇用で、さらにワクチンが増えて子供たちに提供される
- 専用回収キットの梱包作業で、日本国内の障がい者の雇用を生み出している
「成長して着られなくなっても、他の子の幸せにつながる」
という喜びも生まれますよね。
給食・医療・教育支援にもなる
画像の国際社会支援推進会「ワールドギフト」という国際運営団体も物資を常時受け付けています。
郵送料の中に、再利用する際にかかる費用も含まれているので、団体への寄付にも貢献していることになります。
また、有名な「ユニセフ」という国際機関は、給食や医療、教育支援など、世界の子供たちの命を守るための様々な活動を行っています。
戦後、1949年から15年の間に、日本はユニセフから以下のような支援を受け、総額は当時の換算でもおよそ65億円にものぼります。
- 脱脂粉乳など、子供たちが学校で食べる給食
- 布団や毛布
- 包帯などの医療品
こうした物資がそろうことで、子供たちに教育をする余裕が初めて生まれます。
まとめ
「いつか下の子ができた時に後悔するかも…」
「いつか」役立つ日を期待するより、今困っている友人や、発展途上国の子供たちに役立てる道もあります。
「子供服で社会貢献できるんだよ」
などと周りや子供に教えてあげると、きっと子供服のみならず、物を大切にする精神を広められることでしょう。
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