「自分でトイレに行く気配が全くない。このままオムツが外れなかったらどうしよう…」
ママにとっても子供にとっても、「トイレトレーニング」は、不安と心配がつきまとうものです。
この記事では、3歳からのトイレトレーニングのコツについてまとめてみました。
また、1~2歳くらいになると、トイレだけではなくお風呂、シャワーを嫌がる子も出てきます。
子供がシャワー嫌いになる原因や克服する方法を紹介した、以下の記事もおすすめです。
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トイレを覚えない3歳児のトイレトレーニング方法
3歳になると、言葉で自分がしたいことを伝えられたり、コミュニケーションの幅がぐっと広がります。
トイレトレーニングを嫌がる場合も、これまでわからなかったような理由が発見ができるようになります。
覚えなくても子供を叱ったり責めたりしてはいけない
「このままうちの子だけできなかったらどうしよう」
と焦ってしまいますよね?
トイレを上手にできないのは、子供ならではの原因の可能性もあるからです。
- まだ膀胱(ぼうこう)が小さくて、頻繁にトイレに行きたくなり、トイレに着くまで間に合わない
- おしっこやうんちが溜まってきた感覚がまだよくわかっていない
- 便秘で便意を感じなかったり、うんちが出ない
うまく身体の感覚を言葉にできず、頭ごなしに叱られたり責められたりすると、ますますトイレが嫌いになりかねません。
オムツからパンツに移行する子供なりのタイミングを待つ
オムツからパンツに移行するのは、以下のようなサインが見られてからでも遅くありません。
- 自分でトイレに行きたい時を伝えられ、おしっこができる
- 夜にパンツを履かせてみて、朝おしっこで濡らしていない日が続く
オムツからパンツに移行するには、「抗利尿ホルモン」という、夜寝ている間に尿の量を抑えるホルモンが出るようになってからでも良いでしょう。
また、イヤイヤ期の真っ最中だと、ただ単に言う事を聞きたくない場合もあります。
トイレは楽しい・気持ちいいところだと納得させる
「トイレは薄暗くて一人で行かないといけないから何となく怖く、変なにおいもして気持ち悪い場所だった」
ママ自身の中にも幼い頃のこんな記憶は残っていませんか?
まず、トイレは寂しい場所ではなく、楽しい気持ちのいい場所だと覚えてもらう必要があります。
- 「トイレに行きなさい」ではなく「一緒に行こう!」と誘う言い方をしたり、ママやパパがトイレに行くとき「行ってきまーす」など、怖くないということを示す
- 起きた時や食事の前後、お風呂の前や寝る前など生活習慣の一部にする
- 遊びに夢中な時や機嫌が悪い時には誘わない
- 子供の好きなキャラクターや色でトイレを装飾し「見てみて!」と声をかける
自分の子のオムツ外れが遅くても他人と比べない
トイレトレーニングはいつかは必ず終わる
トイレトレーニングは早ければ1歳頃からスタートします。
トイレトレーニング、「トイトレ」を始めるのに適している時期には、以下のような目安があります。
- 自分でパンツやズボンを脱いだり着たりできる
- おしっこやうんちがしたいこと、したことを自分で言える
- 自分で歩いてトイレに行ける
- トイレに行く間隔が2時間以上あいている
こうした目安をクリアしてないのに、「1歳になったし、他のママ達も始めてるから急がないと」と、強引にトレーニングを初めても、ストレスになるだけです。
と、どっしり構え、割り切ってしまうことも大切です。
親の気持ちはトイレトレーニングに大きく影響する
トイレトレーニングが進まない理由は様々です。
- 弟や妹が生まれ、赤ちゃん返りしている
- イヤイヤ期と重なり、言われたことをするのではなく何でも自分で決めてやりたい
- 親が焦って覚えさせようとしすぎて、プレッシャーで苦しくなっている
オムツからパンツに移行させたい時期と、弟や妹が生まれる時期が重なると、
「自分はもうパパやママに甘えてはいけないんだ」
と、寂しさから受け入れられず、トレーニングを嫌がっている可能性もあります。
思い切り甘えさせてあげることで、「自分は大切にされている」という自信を取り戻させることができます。
また、パンツのことを「お兄ちゃんパンツ」「お姉ちゃんパンツ」などと呼び、
「オムツは赤ちゃんが履くもので、あなたはもう履かなくても良いんだよ」
と、子供の向上心をくすぐってあげるのも効果的です。
トイレに誘うときも、
「赤ちゃんには待っててもらおうね」
という言い方をすると、ママを独り占めできる時間として、ポジティブに捉えてくれるでしょう。
トイレが間に合わなくて失敗してしまっても、「ちゃんとおしっこを伝えられたね」など、ほめてあげるようにしましょう。
そうすることで、親子共に「できること」に意識が向いて、ゆったり構えることができるでしょう。
まとめ
自分でトイレに行けるようになると自信がつき、「自己肯定感」につながります。
自己肯定感は大きくなっても感情をコントロールしたり、社会のルールに従おうという動機になったりする大切なものです。
トレーニングがなかなかうまくいかなくても、親子で苦労する毎日が、そうした子供の将来につながる貴重な訓練そのものです。
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