「赤ちゃんに牛乳を飲ませてみたいけど、アレルギーや下痢をしないか心配」
「牛乳をコップでそのまま飲ませるのは、いつくらいから大丈夫なの?」
など、離乳食がある程度進むと、身近な食材である牛乳は与えてよいのかが気になりますよね。
この記事では、赤ちゃんに牛乳を飲ませる時のコツや、いつ頃、どのくらいの量からスタートすると良いかをまとめました。
また、牛乳を飲ませ始めるころには、ママは卒乳の時期について悩みだすものです。
卒乳によってホルモンバランスが変わり体重が増えてしまう、「卒乳太り」を防ぐ方法について紹介した、以下の記事もおすすめです。
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赤ちゃんへの牛乳の飲ませ方とは
イラストのように少し気を付けてあげれば、赤ちゃんには牛乳を与えても問題はありません。
飲み物としてそのまま与えるのは1歳を過ぎてから
牛乳は、おっぱいや粉ミルクに代わるものではありません。
そのため、
「おっぱいを減らした分、牛乳を与えてあげれば良い」
というのは間違いです。
母乳程の栄養は含まれてないので、「栄養を補助する食品」と考えると良いでしょう。
そのため、牛乳をそのまま飲ませるのは、ある程度胃や腸が強くなる1歳を過ぎてからが良いとされています。
特に親族に牛乳アレルギーの人がいると、赤ちゃんもアレルギーを示す可能性が高くなるので、注意深く見てあげましょう。
離乳食の材料で使うなら7~8カ月頃から大丈夫
牛乳をそのままの状態で与えるのは1歳まで控えるべきでも、離乳食の材料となると別です。
少しミルクの風味を出して、口当たりをマイルドにしたいことがありますよね。
ただし十分加熱して、少量から使っていきましょう。
離乳食初期(5~6カ月)の後半くらいから、ヨーグルトなど他の乳製品で慣らしてから始めるのも良いでしょう。
その場合、砂糖が入っていないプレーンタイプのヨーグルトを選びます。
最初は様子を見ながら少しずつ与える
赤ちゃんに牛乳を飲ませる際は、以下の点に注意して様子を見る必要があります。
- アレルギー反応は出ていないか
- ゴクゴクと一気に飲んでしまう、飲み過ぎないか
- 牛乳が冷たすぎず、人肌程度の温度かどうか
スプーンやコップで少しずつ飲ませる
赤ちゃんは基本的に、ミルクやおっぱいと風味が似ている牛乳が大好きです。
哺乳瓶やストロー付きマグで飲ませると、ゴクゴクと飲み過ぎてしまうことがあります。
動画のように、コップやスプーンで少しずつ飲ませてあげましょう。
コップの持ち方の練習にもなり、外食もぐんとしやすくなります。
人肌程度に温める
牛乳はそのまま飲ませると冷たく、赤ちゃんの胃腸には負担をかけてしまいます。
- 最初は人肌程度に温めて、少量ずつスプーンなどで与える
- 大丈夫そうなら次回から室温程度で飲ませる
- うんちがゆるくならないのを確認したら、冷蔵庫から出したままの温度で飲ませる
徐々に段階を踏んで様子を見ながら、冷たい温度に慣らしていきましょう。
どれくらいの量を与えていいのか
大人でも一気にたくさん飲むと、お腹を壊してしまいやすい牛乳。
赤ちゃんにはどのくらいの量を与えても大丈夫なのでしょうか。
離乳食に混ぜる場合は20~30mlを目安に
牛乳は卵や小麦などと同様に、アレルギーが出やすい食品です。
ただし、一口にアレルギーと言っても、全く飲ませてはダメか、どのくらいの量なら飲ませてよいかなどはその子によって違います。
牛乳アレルギーを指摘された子でも、医療機関で「食物経口負荷試験」という、直接食べて反応を見る検査を受ければ、
「25mlはダメでも、1日3ml(小さじ1杯程度)なら大丈夫」
など、飲ませてよい量を詳しく知ることができます。
その場合、20~30ml程度(コップ一杯分の10分の1)から始めましょう。
初めは50mlくらいから与える
1歳以降はそのまま牛乳を与えて良いとされていますが、急にコップ一杯分を飲ませるのは良くありません。
最初はコップの4分の1くらいの量、50mlで様子を見ましょう。
慣れたら他の乳製品と合わせて300mlを超えないように与える
赤ちゃんが牛乳の味に慣れ、お腹がゆるくならないようなら、他の乳製品と組み合わせてあげるのも良いでしょう。
「ご飯と牛乳とチーズのリゾット」もおすすめです。
- 材料…ごはん(30g)、牛乳(30ml)、水(10ml)、粉チーズ(小さじ1程度)
- 作り方…ご飯と水を、耐熱皿に入れてラップをし、少し隙間を空けて1分ほどレンジで加熱する。
- 加熱したご飯に、牛乳を加えてさらに30秒ほど加熱する。
- ラップしたまましばらく蒸らしてから、粉チーズをふりかける。
乳製品以外にもサツマイモやジャガイモのペーストを入れてあげると、栄養バランスが良くなり、甘みも出ます。
乳製品と合わせても300mlは超えないように、調整してあげましょう。
まとめ
牛乳が飲めるようになると、おやつのお供に栄養をプラスすることができ、ママも横でカフェオレを飲んだりして、親子でほっこりできる日も近いかもしれませんね。
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