新生児の時は大人しく、パパやママに促(うなが)されるまま乗ってくれたチャイルドシート。
しかし漫画のように、月齢が進んで1歳になるころには身体を動かせるようになり、シートの座るのを嫌がる子も出てきます。
- チャイルドシートを克服する方法
- 子供がチャイルドシートを嫌がる原因
- 泣かなくなるお助けアイテム
この記事ではチャイルドシートに関するこれらの内容をわかりやすく紹介しています。
また、子供が大きくなりチャイルドシートが不要になった際、リサイクルする方法について紹介したこちらの記事もおすすめです。
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チャイルドシート嫌いを克服する方法とは
少し近所に買い物に行くだけでも、チャイルドシートに乗るのを嫌がって説得したりして、30分以上経過してしまうことも珍しくありませんよね。
まずは自宅で根気よく座らせて慣れさせる
チャイルドシートを嫌がる子には、まずは家の中、リビングなどにシートを入れて、遊び感覚で座らせてみましょう。
機嫌が良い時を選んで、シートを他のおもちゃの中に紛れさせ、
「この椅子なんだろうね~?」
などと、ママがクイズ形式で興味を持たせます。
子供が自分からシートに関心を示したところで、
「座ってみよっか!」
と誘導し、大人しく座ったらたくさんほめてあげましょう。
そのまま絵本を読んであげたりすると、
「シートにきちんと座ると、楽しいことがある」
などと感じ、慣れてくれるかもしれません。
どんなに泣いても「かわいそう」と降ろさない
6歳未満の乳幼児は、生まれてすぐ病院から連れて帰る場合でも、チャイルドシートに乗せなければいけません。
しかしママのお母さん達の世代(おじいちゃん、おばあちゃん)では、チャイルドシートが義務だということが浸透しないまま子育てしたせいもあり、子供が泣いていると
「かわいそうだから降ろしてあげなさいよ」
「私が後部座席で抱っこしててあげる」
などと言って、シートから勝手におろそうとしてしまうことがあります。
子供の命には代えられないので、義父母の車用にチャイルドシートを買って取り付け、「シートに子供を乗せずに、死亡した事故を新聞で見ましたので」などと説得しました。
泣いたからと言ってシートからおろしてしまうと、
「泣けばシートを外してくれる」
と子供も認識してしまい、いつまでも慣れないままになってしまいます。
車に乗る=チャイルドシートに座ると教え込む
子供が泣くと、ママもつらいものです。
かといって、運転中は抱っこしてなだめることもできません。
つらくても、
「法律を守ることや、子供の安全には代えられない」
と、心を鬼にすることも必要です。
「車に乗る際は、チャイルドシートに座るもの」
という絶対的な社会のルールを教えてあげるのも、親の務めです。
泣き声に動揺せず、淡々と乗り切る覚悟も大切かもしれませんね。
子供がチャイルドシートを嫌がる原因
- 縛り付けられるのが不快
- ママの顔や姿が見えない
- 温度や眩しさが不快
子供がチャイルドシートを嫌がる原因は主にこの3つが考えれます。
縛り付けられるのが不快なため
シートに座る際には、ベルトを規定通りにしっかり固定しなければ意味がありません。
乳幼児期は気になった物は何でもすぐ手に取りたいものです。
- 自由に手や足を伸ばせない
- 気になった方向に顔を向けられない
という状況が、気持ちが悪いのかもしれませんね。
ママの顔や姿が見えなくて不安になって泣く
- ママや同乗者が子供の隣や運転席から、「ここにいるよ~」など、頻繁に話しかけてあげる
- どうしても泣き止まない時は、コンビニなどで停車して抱っこなど、気分転換してあげる
- シートに座れたら「もうお姉ちゃんだね、偉いねぇ」など、たくさんほめてあげる
温度や眩しさが不快
新生児から10kg未満まで(目安)は、後ろ向きでシートを設置しなければいけないけません。
前に座っているパパやママは空調が利いて快適でも、子供にとっては
「チャイルドシート=暑かったりまぶしかったりして、不快な場所」
になっているのかもしれません。
チャイルドシートで泣かなくなるお助けアイテム
- おもちゃで気を引く
- ママの顔が見えるミラー
- 吸水性や速乾性のある専用シート
これらのアイテムを活用してみると、意外に簡単にチャイルドシートの問題を克服できるかも!?
音が鳴ったりぶら下げられるおもちゃ
動画のように、未開封のおもちゃで好奇心に火をつけるとうまくいくことがあるようです。
乗る前に未開封のおもちゃを見せて、
「〇〇に着くまでは、ママは運転があるから開けられないよ」
と言い、目的地に着くころには、着いた喜びでおもちゃのことを忘れてしまったりするといいます。
また、月齢が低い頃から嫌がる赤ちゃんには、車の天井から吊り下げられるおもちゃや、おしゃぶりで気を紛らわせるのも有効です。
ママの顔が見えるミラー
運転中はパパやママの顔を見られないことで、不安になって嫌がる子もいます。
子供からよく見える位置に設置すると、後ろ向きでチャイルドシートを乗せなければいけない時期でも、ママとミラーの中で顔を合わせることができます。
ミラーを通して
「もうすぐ着くからね~」
など、会話してあげることで落ち着く場合があります。
吸水性や速乾性のある専用シート
後部座席は運転席と違い、空調の利きが悪いことがあります。
夏場では背面の窓ガラスからくる直射日光がまぶしく、蒸し暑くなったりもします。
直接チャイルドシートに座らせず、吸水性や速乾性に優れている専用シートを敷けば座りごこちも改善されるでしょう。
デザインも可愛いものがあるので、子供も喜んで乗ってくれるようになるかもしれませんね。
まとめ
子供と、楽しいドライブやレジャーをするために欠かせないチャイルドシート。
使うのも限られた期間ですし、できれば好きになって欲しいものです。
泣いてしまっても絵本やDVDを流してあげたりして、ママの愛情が伝われば、チャイルドシートも安心して座ってくれるかもしれませんね。
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