妊娠した女性の内、半数から8割が経験するつわり。
しかしその現れ方は人それぞれです。
- つわりでえずくのに吐けないつらさの緩和方法
- 吐きにくい食べ物ベスト3を避ける
- サプリメントに頼る
この記事では、「えずくだけで吐けないつわり」の乗り切り方について紹介します。
つわりでえずくのに吐けないつらさの緩和方法
- 何を食べても吐いてしまう
- 食欲がわかず、逆に食欲がおさえられなくなる
- スーパーや特定のにおいがダメになる
これらはすべてつわりで、妊娠中にホルモンバランスが変わることで起こります。
とにかくゆったりとした服装で過ごすこと
つわりは妊娠5週目頃から始まり、16週目頃には自然に消えていきます。
特に働いていると、タイトなスカートなどで長時間お腹を締め付けてしまいがちです。
イラストにまとめたように、「つわり対策」は服装を工夫しましょう。
- 夫の服や、ワンサイズ大きめの服を着る
- 胸を締め付けない授乳ブラや、カップがついているキャミソールを着る
- マキシワンピなど、ゆったりとしていて足を覆う服を選ぶ
ミント系などの気分がスッとするニオイを嗅ぐ
ミントの香りは清涼感があり、お腹のむかつきや吐き気を緩和してくれます。
ミカンやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系のニオイを嗅いだり、芳香剤を置くのも効果的です。
誰かと話すと気持ち的に吐き気がまぎれる
気持ち悪くなってしまった時に、
「大丈夫?」
といって背中をさすってもらったり、
「さっきの景色すごかったね!」
などと会話しているうちに、吐き気がまぎれることもあります。
できれば旦那さんに背中をさすってもらいながら、しんどさなども共有できると良いですね。
自分の好きなことに没頭してみる
これも会話と同じく、吐き気をごまかすのに有効です。
自分の好きなことをしている間は「時間だけではなく、悩みや身体の痛みを忘れる」という経験はありませんか?
妊娠中の吐き気は不安や疲れが原因で、頭痛や胃腸の不調を招いている場合もあります。
- 無事にお腹の子が大きくなってくれるか、出産できるか不安
- 特に1日の疲れが出る夕方に、えずきやすい人が多い
吐きにくい食べ物ベスト3を避ける
これらの「吐きたくても吐きにくい食べ物」を避けることもつわり対策には有効ですね。
粒々が多いお米
えずいて吐けないのは、気持ち悪くなってもお腹にとどまってしまう食べ物を選んでしまっている可能性があります。
辛い食べ物
辛い香辛料などは胃腸を刺激し、喉を傷つけることもあります。
牛乳もまた、吐くときのニオイが気になりがちです。
吐くときに出しづらい麺類
パスタやラーメン、うどんなどは、お腹の中で水分を吸ってふくらみます。
よく噛まなくてもつるっと食べられることで形がそのまま残り、逆に吐くときに喉を通りにくいのです。
- ゼリーやヨーグルトなどののど越しがよいもの
- フルーツなど、水分が多い食べ物
寒天入りのゼリーなどが、お腹に溜まりにくいです。
サプリメントや薬に頼る
つわりによるえずきは、食事の改善などだけではどうにもならないことがあります。
病院で吐き気に効く薬や漢方を処方してもらう
- つわりが始まってから、体重が元の5%程度減った
- 食べ物はおろか、水も身体が受け付けない
このようなときは我慢せず、産婦人科で相談しましょう。
また、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)や人参湯(にんじんとう)などの漢方を出してもらえることもあります。
動画で紹介されているように、つわりを緩和するグッズ(指圧バンド)などもあります。
つわりや乗り物酔いを和らげるツボを刺激してくれるバンドで、産婦人科の先生に相談してから、使用を検討してみるのも良いかもしれませんね。
ビタミンB6を含むサプリメントを服用する
- レバー
- サバ、サンマ、カツオやマグロなどの赤身魚
- バナナやナッツ類
- ニンニク
つわりの吐き気を和らげるビタミンB6は、病院の点滴などにも入っています。
ビタミンB6はタンパク質をアミノ酸に分解してくれるので、代謝もよくなり便秘改善にも有効です。
まとめ
妊娠するとほとんどの女性が避けて通れない「つわり」。
「脂っこいものがやたら食べたくなった」
「吐き気がひどくて、ずっと船酔いしてるみたいだった」
など、その出方に個性が現れているとも感じます。
ママと赤ちゃんの共通の物語として、生まれてからも聞かせてあげたいですね。
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