流産の症状や兆候|今後のために知っておきたい原因や対策

妊娠&出産

流産は、口には出さないだけで経験している女性は多いものです。

私も3度ほど経験し、周りにも聞いてみると、ママになっている人の2人に1人は経験したことがあるという印象です。

 

  • 流産の主な症状
  • 流産の種類
  • 流産の原因

この記事では、これらの流産の兆候などをわかりやすく紹介しています。

 

また、赤ちゃんが胞状奇胎(ほうじょうきたい)という状態になることも、妊娠の継続が難しくなることを紹介した、以下の記事もおすすめです。

関連記事胞状奇胎の原因と種類とは?自然流産か手術で妊娠を中断する場合も

 

 

流産の主な症状は出血と腹痛を伴う

流産には自覚症状がないものもありますが、多くは出血や腹痛を伴います

 

下腹部が継続して強く痛む

 

  • 陣痛のように波のある腹痛
  • お腹が張る
  • 鮮血がドバっと出たり、出血がダラダラ続く

下腹部が痛むことは、妊娠中にはよくあることです。

 

  • 継続して強く痛む場合
  • 腰痛や、下腹部が重い、だるい感じがする

ただし、これらの場合は赤ちゃんを包む胎嚢(たいのう)が体外に出ようとしていたりなど、何らかの異変が起きているおそれがあります。

 

ぎゅーっと締め付けられるような痛みがある

流産は週数が進むにつれて母子共に体の変化も進んでいるので、痛みも強くなります

「足の付け根が引っ張られるような痛みがあった」
と振り返る人もいます。

 

他にも、

  • つわりが急になくなった
  • 基礎体温が低くなった

などの兆候も出る人もいます。

 

茶褐色や鮮血の出血がある

流産と聞いて想像するのは、ドラマなどで代表される「足の間から、赤い血がツーっと出ている」シーンではないでしょうか?

「手術によって子宮の内容物を取り出す」「自然に赤ちゃんが出てくる」のいずれの場合でも、流産の多くは出血を伴います

 

私も妊娠8週目に心拍が確認されず流産した際、陣痛のような波のある下腹部痛のあと、鮮血とともに胎嚢が出ました。

 

ダラダラと茶褐色の出血が続くこともあります。

 

 

流産の種類

流産にはその原因や状態によって、いくつかの種類があります。

切迫流産

切迫流産は文字通り、

  • 「流産が差し迫っている状態」
  • 「流産しそうな状態」

のことです。

赤ちゃんがまだ子宮の中にとどまっていて、必ずしも流産にいたるとは限りません

 

しかし妊娠12週未満だと、切迫流産に有効な薬も期待できないことが多く、安静にしながら経過観察することになります。

 

稽留流産

稽留(けいりゅう)流産は、赤ちゃんが子宮の中で亡くなってしまっている状態を指します

動画が説明するように、妊娠の初期の段階で起こることがほとんどです。

子宮の中に留まっているので、出血や腹痛などの自覚症状がないことも多く、産婦人科の超音波で判明します。

つわりもあり、基礎体温も高いままなのに稽留流産と診断されることもあります。

 

出血が始まり流産が進行していく進行流産(しんこうりゅうざん)へとつながるか、手術で子宮の内容物を除去することになります。

 

感染流産

感染流産には、いくつかの種類があります。

  • 妊娠中に風疹にかかることで、流産のリスクが上がったり、赤ちゃんに難聴や心臓病などの疾患が出る
  • 生肉などについている細菌に感染し、赤ちゃんの発育に影響してしまう

 

母体が細菌や病原菌におかされると、胎盤(たいばん)を通して赤ちゃんにも影響が出ることがあります。

喫煙やアルコールの摂取なども、赤ちゃんの成長を阻害する意味では感染流産と言えるかもしれません

 

化学的流産

化学的流産とは、まだ胎嚢(たいのう:赤ちゃんが入っている袋)が作られ確認される前の時期に流産してしまうことです。

多くは、生理予定日を少し過ぎて生理が来ることから、流産したという自覚を持つことも少ないです。

 

  • 基礎体温を毎日つけている
  • 生理予定日より前に、フライングして妊娠検査薬でチェックし、陽性反応を見た

など、妊活を積極的に行っている場合、陽性反応を見たのに生理が来ることで、化学流産したことに気付くことになります

 

 

流産となる原因とは

流産にいたる原因のほとんどは、特に初期では母体側ではなく、90%ほどは赤ちゃん(受精卵)にあるとされています。

 

胎児の染色体異常や遺伝子病

流産の9割が妊娠12週未満の初期にみられ、なかでも

  • 受精卵(胎児)の染色体異常
  • 遺伝子の構造に異常がある

といった原因が大半とされています。

 

これらの異常は、卵子と精子が受精卵になる段階で決まっているとも言われています

 

受精卵の染色体に異常があることは、決して珍しいことではありません。

排卵された卵子のうち4個に1個、精子では10%に異常がみられるといいます。

 

母体側の感染症

卵の染色体異常や遺伝病に関しては、妊娠中、妊娠前の努力ではどうにもなりません。

母体が細菌などに感染することによる流産は、以下のように気を付けることで予防することができます。

 

  • 生肉に素手で触らない、加熱処理をしてから食べる
    …野菜と肉を切るまな板をわけたり、手袋をして調理する。
    生肉の表面にいる細菌に感染しないよう、火を十分通して食べる。
  • 素手で土いじりや、ペットの糞を掃除しない
    …犬や猫、鳥などの動物の糞尿には、トキソプラズマという細菌がいることがある。
    手袋をして処置をするか、触った後は手洗いをよくする。
    また、外から細菌を持ち込まないように、ペットは完全室内飼育をする。
  • 風疹の予防接種を受ける
    …妊娠中は受けられないので、妊娠を計画しているうちに医療機関に受けに行く

あまりに
「感染症にかかったらどうしよう」
と潔癖になりすぎたり、可愛がっていたペットを遠ざけるのは、かえってストレスを抱えるおそれがあります

ストレスを感じない、できる範囲で感染症の予防をしましょう。

 

子宮の異常や黄体機能不全

「双角子宮」など子宮の形態に異常があると、流産や早産のリスクがあることがあります。

 

また、卵巣から出る黄体ホルモンの分泌が少ない、黄体機能不全が流産につながることがあります

黄体ホルモンは、妊娠状態を継続するのに不可欠なため、不足すると赤ちゃんに危険な状態になります。

 

病院で膣剤を処方されたり、ホルモンを補充する注射をしてもらったりの対策があります。

 

まとめ

あってほしくないのに、多くの女性に起こりうる流産。

仕事をセーブしなかったからかな
重い物を持ち上げたからかな
などと自分を責めてしまいがちです。

しかし流産は染色体異常などで育つことができない卵が、母体(子宮)を守るためにも排出される「身体に備わった自然な流れ」とも言えます。

 

赤ちゃんが来てくれたことには変わりないので、赤ちゃんも自分も責めないようにしたいものです。

 

 

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この記事を書いた人
Noraja

1児の母。
ノラ猫が増えないように、捕獲や不妊去勢手術をする『地域猫活動』に興味あり。
趣味は絵や文章を書くこと、景色を眺める事、人の話を聞くこと。

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