粉ミルクのお湯の温度|栄養を壊さず雑菌を抑えるための目安

妊娠&育児

粉ミルクの正しい作り方は、どこで教わるのでしょうか。

  • 産前や産後、病院の授乳室で助産師さんに教わる
  • 産前、市区町村の両親学級(マタニティスクール)で教わる
  • 母親や姉妹、友達から教わる

私は子供が生後1カ月を迎えるころ、助産師さんに訪問されミルクを作った際、病院で教わった正しい作り方をしたつもりですが、
そのやり方違う
と指摘されました。

この記事では、「正しいミルクの作り方」主に「最適な温度」について紹介します。

 

また、せっかく粉ミルクのセットを用意しても、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がってしまうことがあります。

なかなか飲んでくれない時の原因と対策をまとめた、以下の記事もおすすめです。

関連記事【赤ちゃんがミルクを飲んでくれない!】哺乳瓶を嫌がる原因と対策

 

 

粉ミルクを作る時の正しいお湯の温度とは

粉ミルクを作る時、粉を溶かすためには熱いお湯を使います。

粉を溶かさないといけないから、沸騰したなるだけ熱いお湯を使う
と思っているママは少なくないかもしれません。

イラストでまとめてみましたが、実はただ熱くすればよいわけではありません。

 

必ず70度以上まで沸かすこと

粉ミルクの缶に書いてある作り方では、
70度以上のお湯で溶かしてください
と、表記されていることが一般的です。

なぜ70度以上必要かというと、粉ミルクにも雑菌が存在するからです。

正確には開封後に空気中や人間の手、食器などについている雑菌と、粉ミルクが接触することでサルモネラ菌などが増殖してしまうのです

 

雑菌はいたるところにいます。

  • 空気中や流水、手の平や、粉ミルクのスプーン
  • トウモロコシなどの果実や野菜の表面、加熱処理していない豚肉などの肉製品の中
  • 犬や猫などのペットの毛や糞尿

 

日常で接触することの多い菌が死滅する温度は、70度~95度くらいが多いです。

 

また、70度以下では粉が溶けないということもあります。

動画にもあるように一度煮沸(しゃふつ)させてから、最低でも70度以上にしておく必要があるのです

 

熱湯はミルクの成分を一部破壊することがある

「高温なら雑菌の侵入を防げる」
とはいっても、あまりに熱湯なのにも問題があります。

やかんから湯気が出てくる温度は100度ですが、そのまま100度のお湯でミルクを作ると、ミルクに含まれている栄養成分の一部が破壊されることがあります

 

とはいえ、赤ちゃんの成長に深刻な影響を及ぼすほどではありません

 

熱湯に対する粉ミルクメーカーの回答は、
「確かに、ビタミンなどの加熱に影響される栄養素はありますが、気にしなければいけないほど赤ちゃんの発育に影響はありません
ということです。

とは言え、せっかく栄養に配慮されて作られているので、沸騰してすぐのお湯は避けた方がよいかもしれませんね。

 

適温は70~90度のお湯

70度以上のお湯でミルクを作るには、ポットなどで保温しておく場合、80~90度にしておくと良いでしょう。

容器を移し替えることで、お湯の温度は10度ほど下がります

ポットから哺乳瓶に注ぐ際、80~90度あれば、ちょうど70度くらいになるというわけです。

 

外出先の給湯室でミルクを作る際、すぐにそのままの温度が出てくるので、あらかじめ70度に設定されていることが多いのはこのためです。

 

沸騰させてすぐミルクを作りたい時は、沸騰してから2~3分待つと、70度ほどに冷めるでしょう

 

 

赤ちゃんに与える際の適温は人肌程度

ミルクを作る時は70度以上で良くても、そのまま赤ちゃんに与えるのはいけません。

熱すぎてやけどしないように、最適な温度に冷ましてあげる必要があります。

 

流水や氷水に哺乳瓶を浸して冷やす

作りたての哺乳瓶は、ママが持つだけでも熱いものです。

とはいえ、赤ちゃんが早く飲みたくて泣いていたりすると、
「急いで哺乳瓶を冷まさないと」
と焦ってしまいますよね。

 

哺乳瓶を冷やすには一般的には流水や氷水に浸しますが、早く冷やすためのちょっとしたコツもママ達の経験によってたくさん考えられています

  • 牛乳パックを半分の高さに切り、中に氷水を入れ、哺乳瓶を入れて冷ます
  • 3分の2~半分ほど70度以上のお湯を入れ、粉ミルクを溶かしてから、沸騰させたお湯を冷まして作っておいた湯冷ましを足す

 

与える前に手の甲で確認する

赤ちゃんに問題がない温度かどうかは、ママの体感が一番です。

ほんのりぬくもりを感じる温度、40度前後が最適です

手の甲や手首の内側の皮膚は薄く、温度を敏感に感じることができます。

 

数滴を垂らして熱くないか確認してから、赤ちゃんに飲ませてあげましょう。

【素早く作れる】基本のミルクの作り方

 

冷たすぎるとお腹の調子を悪くするので注意

ミルクは冷たすぎると、胃や腸の働きが悪くなるので、下痢など調子を悪くすることがあります

また、井戸水や湧水を粉ミルクを溶かすのに使ったり、湯冷ましとして足すのも、雑菌が心配です。

もしも水道水以外を使いたい場合は、

  • 水道水としての基準を満たしている井戸水
  • ミルクを調整するために作られた、容器に密閉された水

が理想です。

 

ミネラルウォーターも、粉ミルクのミネラルの濃度を損なうおそれがあります

 

まとめ

粉ミルクの作り方は、育児書や先輩ママによって様々な意見があります。

「沸騰した熱湯でないと菌が死なない」
など、ついお茶などを作る時と混同しがちです。

 

しかし2007年から厚生労働省によって、70度以上でミルクを作ることが推奨されています

育児に関する常識は毎年のように変わっていきますが、我が子を見て何が一番適切かを決められるのはママだけです。

赤ちゃんのその日の気分によっても変わるので、
「今日は暑いし、少し長い時間冷ましてあげよう」
など、ママが柔軟に考え決めることが、一番正解なのかもしれませんね。

 

 

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この記事を書いた人
Noraja

1児の母。
ノラ猫が増えないように、捕獲や不妊去勢手術をする『地域猫活動』に興味あり。
趣味は絵や文章を書くこと、景色を眺める事、人の話を聞くこと。

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