赤ちゃんが固形の食事をとれるようになり、おっぱいやミルクを卒業する「卒乳(断乳)」。
乳児から幼児へステップアップする時期ですが、卒乳後ママは体重が増えてしまう傾向にあります。
- 卒乳後に体重が増える原因
- 卒乳太りを防ぐ方法
この記事では、卒乳することで体重が増加してしまう原因と、その対処方法を紹介します。
また、卒乳する時期には新生児期の服はいらなくなりますよね。
ママ友などに好意であげたくなったりしますが、子供服をあげる・もらう際に必要な注意点をまとめた、以下の記事もおすすめです。
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卒乳後に母体の体重が増える理由とは
つらかった夜中の授乳からも解放される、卒乳。
ママのストレスが減る一方、体重が増えてしまうことがあります。
その主な理由4つを、イラストでまとめてみました。
授乳で消費していたカロリーの消失
1日に500Kcal、たくさん母乳が出るママは800kcalも消費するとされています。
「おっぱいをあげると無性にお腹が空く」
というママがほとんどですが、授乳中は350~400Kcalは余分に摂取する必要があり、その分は毎日消費されていたのです。
ところが卒乳するとその分が丸々消費されなくなるため、そのままエネルギーとして蓄えられてしまうのです。
授乳中の食生活の継続
授乳中は食生活が乱れがちです。
深夜でも赤ちゃんのお腹が空けばあげたりして、その結果ママも、
「授乳してお腹が空いて、このままじゃ眠れない」
となり、体力を維持するためには夜食や間食もやむを得なくなるものです。
基礎代謝の乱れ
赤ちゃんの育児は24時間待ったなしです。
泣けばあやし、ぐずれば外に連れ出しと、ママには休む暇がありません。
ホルモンが崩れると基礎代謝も乱れ、胃や腸での消化や吸収がスムーズに行われず、便秘ややせにくい体質になってしまいます。
育児ストレスによる暴飲暴食
女性は男性よりも、ストレスを感じると食べることで発散しようとする傾向があります。
- 自分の好きな時間に眠れない
- 子供の相手ばかりで、大人と接することが少なくストレスがたまる
- 気晴らしに外出しても、周囲に気を遣って、入りたい店に入れない、長居ができない
子供はかけがえがない存在ですが、少子化が進む現代日本では、子連れでの外出も場所によっては大変肩身が狭いこともあります。
その結果家族が寝た深夜などに、
「好きなだけ好きなものを、周りの誰も気にせず思い切り食べたい!」
といった、暴飲暴食に走ってしまいがちです。
卒乳太りを防ぐためには
赤ちゃんから幼児へとステップアップし、本来なら嬉しいはずの卒乳。
しかしその後太ると思うと、ゆううつになってしまいますよね。
卒乳太りを防ぐ方法は主に3つあり、イラストにまとめてみました。
筋肉量を増やすエクササイズを行う
妊娠中は特にお腹周りを激しく動かさず安静にしておく必要があるため、女性は全く腹筋を使わない状態になります。
妊娠中に大きくなったお腹の皮膚が伸び、産後には
「お腹周りだけがプニプニのままお肉がついて、産前のお腹に戻らない」
といった悩みは多いものです。
- 腹筋や、子供を寝かしつける際に、ついでにスクワットなどの軽い運動をする
- 日中、子供と走ったりしてたくさん遊ぶ
筋肉量を増やすエクササイズは、自分に合ったものが一番ですが、育児しながらできるものがおすすめです。
子供の遊びに付き合ってあげるのは、身体を動かし体力を使うものです。
子供も喜ぶので、一石二鳥かもしれませんね。
カロリーコントロールを心がける
授乳中は350Kcal余分に摂取しても、母乳を作るために消費されていました。
ただし、無理な食事制限は心身に負担をかけ、かえって暴飲暴食につながってしまいます。
「1日に、食べたいと思った量からおにぎり2個分控(ひか)える」
といった具体的な意識を持つことが、カロリーコントロールにつながるでしょう。
基礎代謝を上げる
身体が理想的な代謝をするには、酵素やアミノ酸が必要です。
アミノ酸は卵や豚肉などに多く含まれ、爪や皮膚、毛髪、血液などを作ってくれます。
育児の疲れで基礎代謝が落ちたままだと、こんな悪影響が続きます。
- 肌荒れ
- 髪ががさつく
- 疲れやすい
有酸素運動も代謝を上げるので、子供と散歩やウィンドウショッピングするのも良いかもしれませんね。
まとめ
「産後太り」という言葉があるように、産後は女性のホルモンバランスが変化し、体型も変わりやすい時期です。
卒乳を母子共に喜べるように、子供と遊ぶのを兼ねて軽く運動したり、食事以外に趣味などでストレス発散できるようにしていくのが、一番かもしれませんね。
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