若い頃には無かった「顔のたるみ」が出てくると、メイクでも隠せなくて老けて見られがち。
ほうれい線も顔のたるみが原因ですが、骨格によって出来やすい人がいるって聞いたことありませんか?
「骨格矯正でほうれい線を消したい!」
「自分で骨格矯正ってできないの?」
今回は、骨格矯正や小顔矯正でほうれい線が解消できるかどうかについてお話ししていきます。
- 骨格矯正でほうれい線は解消できるのか
- ほうれい線ができやすい骨格とは
- 自力でほうれい線対策はできる
骨格矯正のセルフケアについても紹介しますので、ほうれい線が気になる人は1度試してみましょう。
骨格矯正でほうれい線は解消できるのか
施術を受けるだけでほうれい線が解消するなら「私もやってみたい!」と飛びつきたくなりますよね?
ですが、受ける前に本当に効果があるのか確認しておきましょう。
小顔矯正や骨格矯正には治る根拠がない
実は小顔矯正や骨格矯正を受けても、顔のたるみが解消したりほうれい線が消えるという根拠はありません。
小顔矯正・骨格矯正は美容整形のようにメスを使うことが無く簡単に施術を受けられるので、一時期人気がありましたよね。
しかし、無理な圧力によって頭蓋骨を矯正するため、中には首を痛めたり、打撲などの症状を訴える人がいます。

小顔矯正など「頭蓋骨のズレを矯正して小顔になる」といった施術の効果に対して根拠が無いと、消費者庁によって措置命令が出された団体もあります。
消費者庁は、平成28年6月28日及び同月29日、小顔になる効果を標ぼ
うする役務(以下「小顔サービス」という。)を提供する事業者9名(以下「9
名」という。)に対し、景品表示法第7条第1項の規定に基づき、措置命令(別
添1~9参照。)を行いました。
9名が供給する小顔サービスに係る表示について、景品表示法に違反する
行為(表示を裏付ける合理的根拠が示されず、同法第7条第2項の規定により
同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められました。引用:消費者庁



じゃあ、骨格矯正や小顔矯正って効果が全く無いの?




効果がゼロだとは思いませんが、歯科矯正や整体などでも何回も通い時間を掛けて骨格や歯を正しい位置に戻していくものですよね?
1回の施術で即効果が得られて、ずっと小顔効果やたるみが解消するなんて夢のような話に飛びつかず、1度良く考えることも大切ですよ。
ほうれい線解消には顔の筋肉を鍛えるのが最善策
ほうれい線の原因は「顔のたるみ」ですから、顔の筋肉を鍛えることが解消への一番の近道です。
顔には約30もの表情筋があり、その中でも特にほうれい線に関係のある筋肉は3つ。
口輪筋(こうりんきん) |
口の周りにある筋肉で、口を閉じたりすぼめたりする時に使われます。 口周りにシワができ始めると口輪筋が衰えている証拠です。 |
小頬骨筋(しょうきょうこつきん) |
口元や頬を斜め上に持ち上げて笑顔を作るときに使われる筋肉。 小頬骨筋が衰えると、頬にたるみができます。 |
大頬骨筋(だいきょうこつきん) |
大きな笑顔を作るときに口元を引っ張り上げる筋肉。 |
それぞれの表情筋を鍛えることによって頬のたるみが引き上げられ、ほうれい線が目立たなくなります。
ここでは、表情筋トレーニングを紹介しますので、毎日コツコツ続けてたるみを解消させましょう。
口輪筋のトレーニング
①上下の唇を押し合う。(10秒)
②口を少し開いて唇を表側に思いっきり出す。(5秒)
③唇を内側に丸める。(5秒)
※これを2回繰り返しましょう。
詳しいトレーニング方法は以下の動画を参考にしてくださいね。
小頬骨筋・大頬骨筋のトレーニング
①「あ・い」体操
「あ・いー」の「いー」の時に口角を斜め上に引き上げるようにしてキープする。
②左右に口を引き上げる
口をすぼめた状態で、右・左と頬を持ち上げるような感覚で引き上げる。
口角を上げるのもほうれい線対策となる
口角を上げている状態を保つのも、ほうれい線を予防する対策としておすすめです。
ほうれい線ができやすい人は口角が下がっている場合が多いので、普段から唇の両端にキュッと力を入れ続けることを意識しましょう。
その頃に鏡を見ると頬が上がって、ほうれい線が解消されていることが実感できますよ。
ほうれい線ができやすい骨格とは
ほうれい線ができやすいと言われている骨格は生まれ持ったものと、何気なしにしている普段の生活が関係しているものとがあります。
- 頬骨が高い
- 猫背
- 丸顔タイプ
それぞれ、どうしてほうれい線が出来やすい・目立ってしまうのか見ていきましょう。
頬骨が高い
頬骨が高い位置にあると頬に付いているお肉が垂れてしまった時、他の人よりもほうれい線が目立ちやすくなります。
しかし、表情筋が衰え始めて頬のお肉の位置が下がると頬骨がより高く見えて、ほうれい線の溝が深く見えてしまうんですね。
猫背も要注意
パソコンやスマホなどの影響で猫背になる人が増えていて、その状態が長く続けばほうれい線ができやすくなります。



猫背とほうれい線って関係あるの?




猫背になると背中が丸まり、頭蓋骨が後ろに傾き始め顎が突き出した姿勢になります。
顎が前に突き出ている形が当たり前になってくると、頬が下に引っ張られてしまうのです。
頭蓋骨が後ろに傾いた状態になると、首の中を流れているリンパ液や血液の流れが悪くなります。
すると、顔への血流も滞り以下の様な症状が現れ始めるのです。
- 肌のハリが無くなる
- 肌が乾燥し始める
肌の弾力が衰えると頬のお肉がたるみ、さらには乾燥は小じわのもととなります。
丸顔タイプ
丸顔タイプの人は、他の人よりもふっくらしていて頬周りにお肉が多くついています。
自力でほうれい線対策はできる
生まれ持った骨格を矯正することは難しいですが、セルフケアでもほうれい線対策は可能です。
- 肩回しで猫背を矯正
- 顔マッサージでたるみ解消
どちらも1回で劇的に変化が現れる訳ではありませんが、毎日継続することで効果が現れてきます。
入浴時やちょっと時間が空いた時に出来る簡単な方法なので、ぜひ試してくださいね。
肩回しで骨格矯正
肩こりの緩和など肩周りのストレッチをするときに「肩回し」をする人も多いですね。
肩回しは一つひとつの動作を大きくゆっくりすることがポイントです。
- 背筋を真っ直ぐに伸ばして立ち、腕を下ろした状態で肘の内側が外に向くようにねじります。
- 背中が丸まらないように意識しながら、肩を思いっきり前に出す。
- 肩をすくめるようにして、めいっぱい上に引き上げる。
- 次に大きく胸を開いて、肩甲骨を中心に引き寄せる。
- 最後に肩を思い切り下げる。
一つひとつの動作を意識してゆっくりと肩を回していきましょう。
入浴ついでに顔マッサージ
お風呂に入った時にできる顔マッサージを紹介します。
手が塗れている状態ですることがポイントですよ!
- 口の上に、指の先を上にした状態で手のひらを軽く押し当てます。
- 1の状態のまま手首を45度回転させて(左右どちらでもOK)、先ほどよりも強めに口を押します。
そして、頬のお肉をこめかみに向けて持ち上げるように引き上げます。 - 左右各3回繰り返しましょう。
- ほうれい線の外側にある頬のお肉を、親指と人差し指の第二関節で軽く挟みます。
- 人差し指の関節を滑らせるようにして「パチンッ」と軽く弾きましょう。
※ほうれい線の上→下に向かって4~5ヶ所弾きます。 - 反対側も同様にマッサージします。
まとめ
骨格矯正や小顔矯正でほうれい線を解消するのは難しいので、簡単にできるセルフケアで予防・改善することが大切です。
- 表情筋を鍛える
- 意識して口角を常に上げておく
- 肩回しで猫背を解消
どれも日常の中で出来ることなので、毎日コツコツ続けてハリのある頬を取り戻し老け顔の象徴である「ほうれい線」を消してしまいましょう。
参考 外側からのほうれい線ケアはこちらの記事をチェックしてくださいね。
>>>40代のほうれい線が消える!今すぐ始められるほうれい線ケア4選
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